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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.74『ウエディング』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1978年 アメリカ映画 ロバート・アルトマン監督『ウエディング』
(A WEDDING)
 
群像劇の名手といえば、真っ先に挙げたいのが、ロバート・アルトマン。
郊外の緑のなか、白鳥のように羽根を広げる大邸宅での、
結婚披露宴に集う人々の人間模様を綴った一日の物語。
主人公を限定せず、登場する人々それぞれの
キャラクターのエピソードがフィーチュアされ、
ぼんやり観ていると、ついていけなくなる!
本作で最も注目したいのは、サイレント時代からのスター
女優リリアン・ギッシュが重要な役を演じていること。
 
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それにしても、まともな人物が殆ど出てこない!
猥雑でシニカルで、身勝手で、
いやいや、こんな人たちにもピュアな時代はあったはずと、
アルトマンは締めくくる。巧いなあ!
 
ジャズ・ファンとしても知られ、
生まれ故郷を舞台にしたジャズの映画
『カンサス・シティ』(’96)も作ってくれたアルトマン。
”グランドホテル形式”と呼ばれている群像劇の手法に、
ヴァリエイションを与えた功績は大きく、
才気ほとばしる『ショート・カッツ』(’93)などは好例といえる。
先ごろ亡くなったジャズ・シンガー、アニー・ロスも出演、
サウンド・トラックにも参加していた作品であり、
観なおすのが、待ち遠しい! 

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東京セントラルパークRC例会 ZOOM参加 [日記・雑感]

火曜日は、
新宿『ハイアットリージェンシー東京』で開かれている
我がクラブ例会にZOOM参加。
この日は会場での出席者は20名とのこと。
通常6~7人掛けの円卓に3~4名くらいということかな?
ZOOM参加は美加を含め5名。H幹事、お疲れ様!
いつになれば、楽しく会話しながらランチが出来る日が戻るのだろう・・・

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卓話は法律家による”コロナ禍に於ける労働問題”
この時世で、働き方が大きく変わった企業は少なくない。
人員整理を敢行した場合に生じる法律的問題などなど。

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例会終了後、折しも倅より「今夜、実家に帰る、夕食お願いします」とメールあり、
買い物も兼ねて高円寺までウォーキング。
常に野菜は十分に買い置き・下処理冷凍してあるが、
若者用にレバーやフルーツを買い足し。
我がパートナー作のレバニラ、
美加作ピーマン肉詰め(タネは鶏ひき肉・高野豆腐・ニンニク・生姜・レンコン)、
あとは冷奴と野菜の常備菜を出すかな。

倅の職場が新しい場所に移り、実家のほうがアクセスが良いとのことで、
先月から実家メシがすこし増えた。月2~3回くらいか。
もちろん、消毒・うがい・手洗い・食後はマスク着用を徹底して貰っている。
職場は注目のスポットでもあるのだけれど、
都心から遠いのよね。一度、見学に行ってみたい!

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秋初風ねがいはひとつだけでいい 魅歌 [Live]

この度『日本ジャズ音楽協会』より今年度の功労賞を受賞することとなりました。

ひとえに、応援していただいている皆さまのお陰と、有難く存じます。
授賞式は時世により中止となりましたが、まずはご報告申し上げます。

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番組”美加のNice'N'Easyタイム”はリモート収録により、オンエア中ですが、
15周年記念ご招待イヴェントは再度延期となり、
2021年3月25日(木)午後7時、半蔵門『TOKYO FMホール』にて、
共演:二村希一(P) 池田聡(B) 松浦賢二(Ds)
ゲスト:俳優 小林稔侍氏で、進行中!

尚、”阿佐谷ジャズ・ストリート”は現時点で開催予定。
10月23日(金)午後5時~『地域区民センター』
共演:守屋純子(P) 池田聡(B) 松浦賢二(Ds)

再会の日を祈念して居ります!

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.73『噂の二人』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1961年 アメリカ映画 ウィリアム・ワイラー監督『噂の二人』
(The Children's Hour)

人生の中で何回も恋してきたが、肯定か否定かは別として、
「恋をしている」という実感があった。
初めて本作を観たとき、
”名付けようのない感情”の哀しさに涙があふれた。

細身で凛としたオードリー・ヘプバーンと、
親しみやすい可愛らしさのシャーリー・マックレーンが、
女子学校を共同経営する親友同士に扮する。
オードリーより実年齢では5歳年下であるシャーリーが素晴らしい。

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リリアン・ヘルマンの戯曲『子供の時間』を原作とする本作は
大人になってから観たが、
ジェーン・フォンダがリリアンに扮した、
フレッド・ジンネマン作品『ジュリア』(’77)を娘時代に観たとき、
ジュリアに対するリリアンの慕情が”名付けようのない感情”として、
心に刻まれたことを想い出す。

今では「LGBT映画に名作多し!」と、
ラジオ番組でもよく宣伝する美加だけれど、
『噂の二人』の時代はプラトニック・ラヴとすら、
表現できなかったことを改めて考えてしまう。

興味深いドキュメンタリー作品『セルロイド・クローゼット』(’95)のなかで、
シャーリー・マックレーンは、
本作の役柄についての悔恨を語っていたはず。
こちらも観なおしてみたい。  

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秋暑し貴婦人ハットピンを抜く 魅歌 [日記・雑感]

我がパートナーの運転で、長女の瑠奈をピックアップし、
立川の『IKEA』に向かう。
婿のSHUちゃんは仕事とのこと、
美加の誕生日に祝メールをくれたが、なかなか会えない。

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瑠奈は自分の家庭の買い物、
我々も此処に来ると何かしら買うことになる。
そう、我がパートナーは珪藻土というマテリアルのコースターを探していたが
結局みつからず、コルクの品をゲット。
美加と瑠奈は円形のケース3個セットを買い、分けることに。
これ、マトリョーシュカのように収納されていて、柄違いがイイ。
往年のハリウッド映画に登場する帽子ケースのようにも見える。
女性がハットピンを外す仕草、なかなか色気を感じたもの。
映画の中でしか、観たことはないけれど。

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カラフルなディスプレイをみて、母娘ともにリフレッシュ。
思えば、瑠奈はティーンの頃から当店が大好き。
彼女に乞われて初めて訪れたのは、三郷店、いや、船橋店だったっけ・・・
今や人妻、27歳、TIME FLIES!
それにしても、マスクを外して親子ショッピングができるのはいつのことかなあ・・・ 

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