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第二十一回『桃が丘リモート句会』 [日記・雑感]

日曜日は『桃が丘リモート句会』
コロナ禍でZOOM使用となり、もう21回目とは!
兼題『夏の空』:流樹 『月見草・待宵草』:洋子 各一句ずつ、
当季雑詠二句、計四句提出。
参加者をご紹介しましょう!

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上段左より
洋子-短歌の世界から俳句の世界へ。厨俳句の名手か?
魅歌-呑ん兵衛のジャズ・シンガー。
の~じ~-ジャズ&映画ファン。

中段左より
流樹-根性のワーキング・マザー俳人。
一哉-弱冠12歳で夏井いつき組長とTV共演経験ありの26歳講師。
枕流-中国故事を俳号にもつ音楽ファン。

下段左より
ねぼけ猫-有名広告代理店コピー・ライター。
あみ-西洋占星術師&シンガーの京美人。
裕家-有名教材会社を経て句作りを楽しむ。

不在投句
みどり-謎の俳人。”Cat Person”らしい。
月待船-”ゴールデン街の眠り姫”の異名をもつイラストレイター。

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本日の一句

緑内障診断下りて月見草 洋子

山の名をよく知る人や夏の空 ねぼけ猫

絵日記の幹をはみ出すかぶと虫 みどり(不在)

夏空に無声映画の機影かな 裕家

パーマ屋さん窓の隙間に夏の空 あみ

猛暑日の午後や歯医者の予約あり の~じ~

合宿へ向かう学生陽炎へり 流樹

月見草今宵限りの逢瀬かな 枕流

誕生日娘の香水あたらしき 月待船(不在)

月見草引き戸の在りし家の前 魅歌

(一哉の添削後の句含む)

次回は8月21日(日)午後1時スタート、
参加してみたいかた、大歓迎!
ご一報くださいね!

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鰺鮨や酒のおかわり躊躇する 魅歌 [日記・雑感]

久々に我がパートナーの運転で、水辺のショッピング・センターへ。
そうか、ばあちゃん(義母)の誕生日プレゼントを探しに来たきりだから、約5ヶ月ぶり?
水彩画のような空の下、ショート・トリップ気分!

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すっかり緑一色となった藤棚の小径に、木洩れ陽が模様を描いている。
ちょっとリゾート地みたいな写真でしょう?
歩くうち、あれ?此処なに?という一画に。
よく観て!盛り上がっているでしょう?
意味不明ということはアートかなと判断。

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気に入っている寿司店に開店一番乗りし、ランチと冷酒を一合ほどいただく。
今夏のメニューらしき鰺寿司も余計に注文。
梅が利いていて、ポン酒のおかわりをしたくなるが、我慢がまん!
ランチはワインならグラス一杯、ポン酒は一合弱と決めている。

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がっかりしたのは、寿司ネタと天婦羅の海老。
コスト・ダウンのためか、サイズや種類がクオリティ・ダウンとなっている。
我々は普段から、食材はその日に”REASONABLE”な店を選んで購入するため
さして物価高を感じずにいたのだが、お仕着せの品に変化が見えるのは淋しい。

鰺寿司から元気を貰い、美加は”REASONABLE”で素敵なデザインのサンダル、
我がパートナーはサマー・シャツ2枚をゲット。
サイズや色が現場にない場合、無料配送してくれるというシステムも初めて知ったぞ~!

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廃屋の枝振りの佳き百日紅 魅歌 [日記・雑感]

素晴らしい百日紅を見つける。
翼をひろげているような枝振り。
字面どおり、三ヶ月以上は楽しめる花。

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長女の瑠奈の夫であるSHUちゃんの山口県の実家より、
絶品のピオーネが届く。
人呼んで”黒い真珠”とのこと。
巨峰よりアクが無く、コクと芳香は遜色のない逸品。感謝!

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毎年、山口県から様々な美味しい品をいただき、
まるで美加がお嫁さんになったみたいな気分である。
大呑ん兵衛の我々夫婦と異なり、どちらかと言えば甘党(?)である先方。
我が地元からお返しできるのは・・・

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今は亡き料理記者・岸朝子氏の著書にも掲載されている、
中野の栗饅頭・栗最中店『こげつ堂』の和菓子!
本日、郵送をお願いした。
コロナ禍になり暫くお会いできないが、喜んでいただけるといいなあ・・・

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"大橋美加のシネマフル・デイズ”No.222『コッポラの胡蝶の夢』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

2007年 米・独・伊・仏・ルーマニア合作映画
フランシス・フォード・コッポラ監督
(Youth Without Youth)
 
幻想譚という謳い文句を見るにつけ心惹かれるが、
映像化となると苦労の種に違いない。
フランシス・F・コッポラが8年間映画製作をせず、
66歳にして欲求不満に苛まれていたときに出会った
このうえなく幻想的な物語である本作の原作は、
世界的な宗教学者ミルチャ・エリアーデによるもの。
 
コッポラの胡蝶の夢 (3).jpg コッポラの胡蝶の夢 (2).jpg
 
人間にとって永遠の願望とも呼ぶべき出来事が、或る男に降りかかる。
悲劇のあとの余りに唐突な変化に、男の運命は動かされてゆく。
主人公ドミニクに扮するのは、演技派ティム・ロス。
小柄な体躯に面長、くぼんだ目元、
エキセントリックな役柄が似合うこの名優は、
あっという間に観客を”幻想譚”に引きずり込む。
人は何処から来て、何処へ向かうのか。
私たちの人生の真の意味とは?
 
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CGを押し出しすぎるとSFの印象が濃くなり、
力み過ぎるとホラーまがいにもなりがちな題材を、
抑制を効かせた演出で仕上げたコッポラ。
 
『ゴッド・ファーザー』(’72)の栄光を持ち出すまでもない立場でありながら、
資金繰りせずに自作を自費で作りあげるインディーズ精神に立ち還ったことに拍手!
美加がコッポラを見直した、渾身の一作である。
 

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.221『恋人たちの食卓』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1994年 台湾映画 アン・リー監督
(Eat Drink Man Woman)
 
これだけ豪華な料理がひしめき合いながら、
”グルメ映画”とは呼び捨てられない一作。
アジア人でオスカー(監督賞)を二度も受賞した数少ない映画監督である
アン・リー初期の”父親三部作”の最後を飾る力作。
 
冒頭の数分は、目を凝らして観て欲しい。
グルメであった亡き父・巨泉のお陰で、様々な有名中華料理店を知る美加であるが、
厨房内に入ったことはない。
本作のファースト・シーン、お見逃しなく!
 
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生真面目な長女、勝気な次女、甘えん坊の三女を抱える、
嘗て五つ星ホテルのシェフであったやもめの父親に扮するのは、
三部作を通じて演じきる名優ラン・シャン。
それぞれの恋に悩む三姉妹を御しきれず、旧友にこぼす父のひとこと。
「ひとは食欲と性欲に一生振りまわされるのさ」 含蓄あるお言葉!
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アン・リー監督は中国料理の美学を伝えたい熱意とともに、
命をいただく”食”と、心を砕く”愛”を人生の二大イヴェントとして並べたのだろうな。
心に身体に、美味しいものを求め続けなければ佳き人生は送れない。
目でお腹は一杯に、心はシャキッとする映画!

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