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底浅き池に揺蕩う落ち葉かな 魅歌 [日記・雑感]

月曜日は初のZOOM会議。
ラジオ番組収録はディレクターと一対一であるし、
ロータリークラブ例会は一方的な報告や卓話を聴くだけなので、
言葉が飛び交うのは初体験。

2020年5月に開催予定であった番組
”美加のNice'N'Easyタイム”15周年記念ご招待イヴェントは、
時世により9月に延期、現在は再度延期となり、
2021年3月25日で進行中なのだが、
変更事項がいくつか出てきたため、
ミュージックバード社長E.O.氏やスタッフと画面ごしに顔を合わせての話し合い。

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ZOOM会議後は買い出しを兼ねたウォーキングへ。
ジャズソング”INDIAN SUMMER"を口ずさみながら、
まさに”小六月”の陽の下を歩く。
「クリス・コナーが歌っていたね」と我がパートナー。
名唱である。
”小六月”は俳諧では”小春”と同じ意味を持つ季題。
言葉は面白い。

黄葉した銀杏が美しい。
あかるいお日様の色。
お日様に向かって目を閉じたときの色。

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じゃぶじゃぶ池に銀杏の落ち葉がたくさん浮かんでいる。
夏にはちいさい子どもたちが裸足でじゃぶじゃぶ入っていた池。
誰もいない浅い池に、揺蕩う落ち葉。季節はめぐっている。
さあ、明日はRC例会ZOOM参加、
明後日はラジオ番組リモート収録です!

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.92『栄光への脱出』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1960年 アメリカ映画 オットープレミンジャー監督 『栄光への脱出』
(EXODUS)

ホロコーストを描いた映画は多いが、
本作はレオン・ユーリスの原作を下敷きに、
生存者のその後を描いた物語。

舞台となるのは1947年。ホロコーストからの生存者を乗せて、
キプロス島からパレスチナに向かおうとする難民船エクソダス号を
仕切るのは、軍事組織ハガナーの勇士アリ・ベン・カナン。
実際にもユダヤ人の血を引くポール・ニューマンがきびきびと演じる。
34~35歳のはずだから、まだまだ青年ぽく、ブルー・アイズがたまらない魅力!

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特異なエピソードが生まれるきっかけは、
戦場カメラマンであった夫を亡くした女性キティが、
美しく利発なユダヤ人少女カレンを見初めたこと。
エヴァ・マリー・セイントが知的に演じるキティは将軍とも親しく、
死産した我が子の代わりにカレンを求め、
ひいてはアリの活動にも関わるようになってゆく。

脱出後のエピソードからは、
現在まで続く中東問題の始まりが見受けられ、
社会派映画作家であり、
ユダヤ人でもあったプレミンジャーの意気が伝わってくる。
カレンを演じきったジル・ハワースの清楚な印象も忘れ難い。  

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手作りの菓子に花咲く小六月 魅歌 [日記・雑感]

地元のオアシス”セントラルパーク”を抜けて、
北口まで食材の買い出しに行く。
ウォーキングが叶い、人混みを避けられ、
今なら黄葉も楽しめる。
青空に映える銀杏、
地面に模様を描く落ち葉を撮影。

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帰途は、園内の別の径を通る。
メイプルの並木道は、四季折々の味わいがあるが、
現在は、黄色と緑色に分かれた葉の美しさを観ることが出来る。
同じ幹から伸びた枝に付き、
同じように陽が当たっているはずなのに、
色が違うなんて不思議だなあ・・・

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午後には長女の瑠奈が来訪。
中学時代の恩師がリタイアし、
パン教室を月一回ひらいて居り、
受講して来たとのこと。
すっかり料理上手の人妻になった我が娘、
帰りに手作り菓子を届けてくれたのだ。
恩師は長身の凛々しい美人で、彼女の指導により、
瑠奈は地元の歴史ある都立進学校に合格することができたと、美加は信じている。
仕事ばかりで、勉強のことなんて、
何もアドヴァイスしてやれなかった母であるから・・・

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この焼き菓子は、
上から見ると薔薇の花の型で焼かれているとわかるでしょう?
中学時代は演劇に夢中で、
数々の舞台を踏んでいた瑠奈であるが、
先生が楽屋にパンや菓子を
差し入れてくださったことをよく覚えている。
我が子らの小学校、中学校は統合されてしまい、
もはや存在しない。
恩師や同窓生に、パン教室でリユニオンできるなんて、
素敵なことじゃないか!

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.91『エンゼル・ハート』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1987年 アメリカ映画 アラン・パーカー監督 『エンゼル・ハート』
(ANGEL HEART)

エロール・ガーナーの”The Most Happy Piano"は、
たまに取り出して聴くと、実にハッピーな気分になれるアルバム。
オープナーであるソニー・クラップのペンになる”Girl of My Dreams"は、
ガーナーのビハインド・ビートにマッチし、ゴキゲン。

このロマンティックなラヴソングは、
アラン・パーカー作『エンゼル・ハート』でフィーチュアされ、
印象は一変する。
不気味でおどろおどろしい物語のテーマソングとして、
映画ファンの脳髄に刻まれてしまったのだ。
頼りなげなピアノの単音から、女優の歌声まで、
全編を覆うこのメロディ。
半音階が不安を逆撫でする・・・

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舞台となるのは1955年、ニューヨーク。ミッキー・ローク演じる私立探偵は、
ロバート・デ・ニーロ扮する謎めいた紳士から、
かつての人気歌手ジョニー・フェイヴァリットの捜索を依頼され、
忌まわしい事件に巻き込まれてゆく。

種明かしが重要なストーリーではあるけれど、
それだけに留まらず、
この時代のパーカー監督ならではのこだわりの映像満載。
我々の世代に消去不可能なイメージを遺し、
2020年、76歳で去ってしまったアラン・パーカー。

『ミッドナイト・エクスプレス』(’78)
『フェーム』(’80)『バーディ』(’84)
『ザ・コミットメンツ』(’91)観なおしたい作品が並ぶ!

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冬ぬくし主婦の自覚のなき女 魅歌 [日記・雑感]

先週は平均一万歩以上、達成!
小春日和が続き、ウォーキングが快適。
我がパートナーとお揃いのマスクを着け、
他愛もない話をしながら、青空の下を歩く。

明日はじいちゃん(義父)の診察日であり、
次男である彼が車で送迎するのだが、
いちおう美加も早起きしようかと思い、
本日は休肝日とすることに。
「ワタシは真面目だから、仕事が忙しいと休肝日も増えるけれど、
    のんびりしているとダラダラ飲んじゃうからねえ」と美加。
「それって真面目なの?面白いねえ!」と我がパートナー。
「そうか、歌い手としては真面目でも、主婦の自覚ゼロってことかあ!」と美加。
この31年間、いつもばあちゃん(義母)がスタンバっていてくれたからなあ・・・
空の青さが目に沁みる。我が家から裏道で6~7分の『サンプラザ』は青空に映える。

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一万歩に近づいたので帰宅、
来週に迫った番組”美加のNice'N'Easyタイム”の準備。

紹介予定の新作映画『マーメイド・イン・パリ』は
プロダクション・デザインのセンス抜群で、女子にウケそうな一作。

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近年オスカーを受けた
ギレルモ・デル・トロ『シェイプ・オヴ・ウォーター』が
ダーク・ファンタジーなら、
本作はライト&マニアック・ファンタジーかな。また改めて書こう。

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