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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.187『暗くなるまで待って』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1967年 アメリカ映画 テレンス・ヤング監督 『暗くなるまで待って』
(Wait Until Dark)
 
オードリー・ヘプバーンは、何といっても、大きな瞳にインパクトがある。
鼻の形や唇にそれほど魅力があるわけではなく、やはりあの瞳、
相手の心を貫くような大きく美しく、力強い瞳が、今もってカリスマ性を失わないのだろう。
 
そんなオードリーが盲目の人妻に扮した本作は、幼い頃にテレビ放映で何度も観た。
冷蔵庫に対する考え方が、しばらく変わったっけ(笑)。

暗くなるまで待って.jpg 暗くなるまで待って (3).jpg 暗くなるまで待って (2).jpg
 
”名画座少女”時代を経て、映画チャンネルで何回か観なおし、戯曲としての面白さに感心した。
突っ込みどころはいくつもあるのだが、”舞台劇”と思えばすべて落ち着く。
 
オードリーの熱演も然りだが、”スクリーンの妖精”のセーター&コットンパンツ姿も満喫。
普段着でもカッコイイと証明されるのは、本作と”イ”の項で紹介した『いつも2人で』(’67)くらいかな。
ともにオードリー37~38歳。
 
アラン・アーキンの不気味さの貢献度も絶大!
ゴキゲンなコメディ『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)でオスカー受賞以来、
オジイチャン役にも定評がある変身ぶりには驚くばかり。バイ・プレイヤー畏るべし。
ラスト15分は、何度観ても、わかりきっていても、こちらまで立ったり座ったりしてしまうよねえ!
 

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