さやさやと梅ささやいて誘いけり 魅歌 [日記・雑感]
なにも考えられない。ただただ歩いて、紅梅の色彩と香りに目を閉じる。
すこしやさしくなった風が梅にそよぎ、メッセージを与えてくれそう。
人間は何のために創られたのだろう。いつまでも過ちの繰り返し。
若者たちが希望を持って生きてゆくために、
何と言って励ませば良いのだろう。
親として、情ない想いがつのる。
降りそそぐような、枝垂梅が咲き始めた。
我がパートナーと二人で佇む、静かな二月侭である。
すこしやさしくなった風が梅にそよぎ、メッセージを与えてくれそう。
人間は何のために創られたのだろう。いつまでも過ちの繰り返し。
若者たちが希望を持って生きてゆくために、
何と言って励ませば良いのだろう。
親として、情ない想いがつのる。
降りそそぐような、枝垂梅が咲き始めた。
我がパートナーと二人で佇む、静かな二月侭である。
”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.187『暗くなるまで待って』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]
1967年 アメリカ映画 テレンス・ヤング監督 『暗くなるまで待って』
(Wait Until Dark)
(Wait Until Dark)
オードリー・ヘプバーンは、何といっても、大きな瞳にインパクトがある。
鼻の形や唇にそれほど魅力があるわけではなく、やはりあの瞳、
相手の心を貫くような大きく美しく、力強い瞳が、今もってカリスマ性を失わないのだろう。
そんなオードリーが盲目の人妻に扮した本作は、幼い頃にテレビ放映で何度も観た。
”名画座少女”時代を経て、映画チャンネルで何回か観なおし、戯曲としての面白さに感心した。
突っ込みどころはいくつもあるのだが、”舞台劇”と思えばすべて落ち着く。
オードリーの熱演も然りだが、”スクリーンの妖精”のセーター&コットンパンツ姿も満喫。
普段着でもカッコイイと証明されるのは、本作と”イ”の項で紹介した『いつも2人で』(’67)くらいかな。
ともにオードリー37~38歳。
アラン・アーキンの不気味さの貢献度も絶大!
ゴキゲンなコメディ『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)でオスカー受賞以来、
オジイチャン役にも定評がある変身ぶりには驚くばかり。バイ・プレイヤー畏るべし。
ラスト15分は、何度観ても、わかりきっていても、こちらまで立ったり座ったりしてしまうよねえ!
銀座”KOWAII Vol.Ⅻ”~本所吾妻橋『アート石井』レッスン [日記・雑感]
木曜日は早めに地元でウォーキングを済ませ、車中のひととなる。
銀座『新井画廊』で、2000年生まれのアーティスト、NISHINO HARUKA も
出品している作品展”KOWAII vol.Ⅻ”を鑑賞。
映画に於いても、”恐怖の美学”と呼べるジャンルは好む美加。
響き合う企画なのかと思いきや・・・
(写真2点目、3点目はNISHINO HARUKAの作品)
作家の内面に蓄積・沈殿されたイメージや強迫観念、欲望などが表現された作品多し。
1980年~1990年以降に生まれた若い作家、それも女性中心。興味深いこと!
HARUKAが最年少ではないことに驚き、頼もしく感じる。
2月26日(土)まで開催中!
本所吾妻橋『アート石井』で生徒たちのレッスンを済ませ、帰途につく。
来たる3月12日(土)午後3時からの本年度”ミニ発表ライヴ”も近づいてきた!
寒さは相変わらずだが、すこしだけ日脚が伸びたような気がする。
銀座『新井画廊』で、2000年生まれのアーティスト、NISHINO HARUKA も
出品している作品展”KOWAII vol.Ⅻ”を鑑賞。
映画に於いても、”恐怖の美学”と呼べるジャンルは好む美加。
響き合う企画なのかと思いきや・・・
(写真2点目、3点目はNISHINO HARUKAの作品)
作家の内面に蓄積・沈殿されたイメージや強迫観念、欲望などが表現された作品多し。
1980年~1990年以降に生まれた若い作家、それも女性中心。興味深いこと!
HARUKAが最年少ではないことに驚き、頼もしく感じる。
2月26日(土)まで開催中!
本所吾妻橋『アート石井』で生徒たちのレッスンを済ませ、帰途につく。
来たる3月12日(土)午後3時からの本年度”ミニ発表ライヴ”も近づいてきた!
寒さは相変わらずだが、すこしだけ日脚が伸びたような気がする。
”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.186『グロリア』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]
1980年 アメリカ映画 ジョン・カサヴェテス監督 『グロリア』(GLORIA)
ニューヨークの徒花、グロリア。演じるのはカサヴェテスのミューズ、ジーナ・ローランズ。
ニューヨーク~ジャズ~即興と繋げたくなる、ジョン・カサヴェテス監督の実験的な作品群。
”オ”の項では『オープニング・ナイト』(’77)を紹介したが、
もっとも興行的に成功したと言われるのが、一線を画したかに見える本作。
ブロンドの徒花と、プエルトリコ人の少年フィルが、ギャングから追われる。
浮き草暮らしの中年女が、6歳の子どもを命がけで守らねばならなくなる。
本作はリアルタイムで観たため、物語が進むうちに戸惑った。
当時エンタテイメント作品のように宣伝されていたため、違和感を禁じ得なかったのだ。
このエンタメとは程遠い居心地の悪さ、タイミングの悪さ、解決へと向かわない虚しさは何だろう?
カサヴェテス作品にハマり、全作品を紐解き、彼の本質を知ることになった。
ニューヨークの徒花、グロリア。演じるのはカサヴェテスのミューズ、ジーナ・ローランズ。
ニューヨーク~ジャズ~即興と繋げたくなる、ジョン・カサヴェテス監督の実験的な作品群。
”オ”の項では『オープニング・ナイト』(’77)を紹介したが、
もっとも興行的に成功したと言われるのが、一線を画したかに見える本作。
ブロンドの徒花と、プエルトリコ人の少年フィルが、ギャングから追われる。
浮き草暮らしの中年女が、6歳の子どもを命がけで守らねばならなくなる。
本作はリアルタイムで観たため、物語が進むうちに戸惑った。
当時エンタテイメント作品のように宣伝されていたため、違和感を禁じ得なかったのだ。
このエンタメとは程遠い居心地の悪さ、タイミングの悪さ、解決へと向かわない虚しさは何だろう?
カサヴェテス作品にハマり、全作品を紐解き、彼の本質を知ることになった。
きっかけこそが大事。
徒花と少年の道行きの結末は、好きに解釈して欲しい。
決定的な結末を突きつけたくなかったからこそ、カサヴェテスはあのラスト・シーンを描いたと信じたいから。
徒花と少年の道行きの結末は、好きに解釈して欲しい。
決定的な結末を突きつけたくなかったからこそ、カサヴェテスはあのラスト・シーンを描いたと信じたいから。
白梅の何処までも溶けてゆく空 魅歌 [日記・雑感]
ぴんぴんと空に伸びてゆく梅の枝。
蒼に溶けていく真っ白な梅がまぶしい。
こちらの紅梅は、ひと呼んで
『梅里公園』に
群れ咲く乙女の唇のような色。
2000年生まれのアーティスト、
NISHINO HARUKAも出品している作品展
”KOWAII vol.Ⅻ”が
銀座『新井画廊』で2月26日(土)まで開催中。
https://araigallery.co.jp/service1.html
綺麗で怖い、可愛くて怖い、
只々怖い、どれも興味津々。
24日(木)は本所吾妻橋『アート石井』で
生徒たちのレッスンがあるため、
その前に立ち寄るつもり。
がんばれ、HARUKA!
蒼に溶けていく真っ白な梅がまぶしい。
こちらの紅梅は、ひと呼んで
『梅里公園』に
群れ咲く乙女の唇のような色。
2000年生まれのアーティスト、
NISHINO HARUKAも出品している作品展
”KOWAII vol.Ⅻ”が
銀座『新井画廊』で2月26日(土)まで開催中。
https://araigallery.co.jp/service1.html
綺麗で怖い、可愛くて怖い、
只々怖い、どれも興味津々。
24日(木)は本所吾妻橋『アート石井』で
生徒たちのレッスンがあるため、
その前に立ち寄るつもり。
がんばれ、HARUKA!