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瀬川昌久先生 お別れの会 [日記・雑感]

昨年暮に97歳で逝去された
ジャズ評論家 瀬川昌久先生のお別れの会へ赴く。
弔辞という大役を依頼された緊張感とともに。
なにしろ、生まれて初めてのことだもの!
 
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会場は護国寺。コロナ禍が続くなか、
マスク着用で延々と続く弔問の列。
改めて、瀬川先生の御人徳を感じる。
故人の東大後輩である蓮實重彦氏が最初の弔辞。
蓮實氏の映画エッセイで育った部分もある美加は、
只々、神妙に聴き入る。
次は大ヴェテランのピアニスト
テディ金城氏。
美加は紅一点のラスト。
少し脚が震える。
お寺は肌寒い。
 
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想い出が多く、
原稿はすぐに書けたのだが、
弔辞はどう読めば良いのだろう?
練習する美加に、
「もっと、感情を込めたら?歌うように!」と
我がパートナー。
ジャズソングのようにはなかなかうまくいかない。
日本語だからかな・・・
 
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名前を呼ばれ、
隣の席で心配顔の我がパートナーに
マスクを託し、進み出る。
瀬川先生の遺影を前にしたら、
自然に言葉が出た。
すこしはにかんだ優しい笑顔の遺影。
気づいたら、司会の女性が涙を拭いていた。
 
人生初の大役が何とか無事に終わり、ほっとひと息。
97歳にして、
まだまだ仕事への意欲に満ちていらしたという先生。
あやかれるよう、
今後とも出来る仕事は精魂込めて受けていくつもり。
瀬川先生、どうぞごゆっくりお休みください!
 

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