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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.143『華麗なるギャツビー』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

2013年 アメリカ映画 バズ・ラーマン監督『華麗なるギャツビー』
(The Great Gatsby)
 
”GATSBY”といえば、ロバート・レッドフォードであるのが、我々の世代。
1974年のジャック・クレイトン版は、
パンフレットも残っているから、10代で名画座で観たはず。
まさか、バズ・ラーマンがリメイクするとは考えもしなかった。
 
ギャツビーに愛されるデイジーは美人である必要はない。
演技派のキャリー・マリガンで、いいんじゃないの。
21世紀のギャツビーはレオナルド・ディカープリオ。
こちらも派手過ぎず、いいんじゃないかしら。
”ロマンティック”に脚が生えて歩きだしていた1974年版に、
バズ・ラーマンがどう対抗してくれるかだけに期待。
 
華麗なるギャッツビー.jpg 華麗なるギャッツビー (2).jpg 華麗なるギャッツビー (3).jpg
 
た~まや~!花火、シャンデリア、
めくるめく狂乱の宴!
これぞ、ラーマン!
お茶会のために前日から白蘭で部屋を埋め尽くす、
これぞ、ラーマン!
たのしい、たのしいと、悲劇へまっしぐら!
 
’74年版のテーマソングは、
我らがIRVING BERLIN 1923年の名曲
”WHAT’LL I DO”であった。
歌詞もストーリーにピッタリ!
 
ラーマン版では冒頭にジャズソングがいくつか流れ来る。
COLE PORTERの”Let’s Misbehave”
FATS WALLERの”Ain't Misbehavin'”皮肉った内容はわかるが、年代は、
ちと、ずれる。
 
両作品で活用されるのは、”神の眼”のごとき、
眼鏡の看板!ニ作品をぜひ、観くらべて欲しい。

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