紫陽花描くパレットに虹うまれ来る 魅歌

色移りゆく紫陽花を撮影しながら、ウォーキング。
フリルみたいな花びらの、変わった種類をみつけましたよ！
名前を知っているかた、お知らせくださいね！



こちらは数年前から植え込みでよく見かけるようになった
”渦紫陽花（ウズアジサイ）”
最初に観たときは、病んでいるのかなと思ったが、
実際に病気にかかった花を改善し新種となったそうでびっくり！

  

地元のオアシス”セントラルパーク”を囲む敷地にも咲き零れる紫陽花群。
雨が降らずとも、色が滲んで溶け出しているかのような不思議さ！
紫陽花めぐりは尽きません・・・

  

土曜日は倅が主宰である若者のLINE句会に投句。さて結果は・・・？

”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.135『渇いた太陽』

1962年 アメリカ映画 リチャード・ブルックス監督『渇いた太陽』
（Sweet Bird of Youth ）

テネシー・ウィリアムス原作、リチャード・ブルックス監督といえば、
”ア”の項で『熱いトタン屋根の猫』（’58）を紹介した。
さらなる共通項は、”BLUE EYES”のポール・ニューマン！
ドロドロした愛憎関係に覚悟せよ！

フロリダの海沿いの道を走るオープン・カーを駆る
ポール・ニューマン扮する色男チャンス。
後部座席には、きこしめした熟女。
ジェラルディン・ペイジ扮する年増の映画女優アレクサンドラである。
チャンスはアレクサンドラを「プリンセス」と呼ぶ。
うわあ！ウソでも呼ばれてみたいでしょう？
さて、この二人の関係は・・・？

 

この時代のポール・ニューマンのハンサムぶりはまぶしいくらいだが、
本作をさらうのはジェラルディン・ペイジ。
自らの容色の衰えが許せない映画女優の傲慢と
あがきをイヤというほど見せつける。
役柄上は若いツバメであるニューマンとは、
なんと実年齢ではひとつ違い。

ペイジはウディ・アレン作品『インテリア』（’78）、
ノミネート8回目にして念願のオスカーを受賞した『バウンティフルへの旅』（’85）
など、演技面では観かえしたい作品があるが、
ほっそりとした熟女ぶりを見せてくれる本作は捨てがたい。

引き裂かれた若い恋を修復する代償はあるのか？
ラストに真に笑う者は・・・？

『アート石井』レッスン

木曜日は本所吾妻橋『アート石井』レッスン日。
地元でウォーキングしてからと思うに、この雨天！
諦めて番組”美加のNice'N'Easyタイム”の準備を進めることに。
我が家の二階にあるサンルームで、雨の音を聞きながら、
原稿書き、選曲用紙の記入などなど。
未だに眼鏡というものを持ったことのない美加であるが、
自然光の下では仕事が進む！

仕事が捗り、我がパートナーの運転で下町へ。
途上、番組スポンサー『千代田テクノル』社へ同録CD-Rをお届けする。
降りしきる雨、いやになるなあ・・・



生徒のレッスンを終えて帰途につく。
明日は歩けるかなあ・・・

”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.134『影なき狙撃者』

1962年 アメリカ映画 ジョン・フランケンハイマー監督『影なき狙撃者』
（The Manchurian Candidate ）

フランク・シナトラのアルバムはたくさん持っているし、
ラジオ番組”美加のNice'N'Easyタイム”でも、折節にオンエアしている。
一度だけ御目文字させていただき、
あの”BLUE EYES”に吸い込まれた幸福な経験も持っている。
映画作品も殆ど観ているが、本作は異色作と呼べるのではないかな。

朝鮮戦争で捕虜となった、
シナトラ扮するマーコ大尉率いる小隊に見舞われた
運命が解明されていくストーリー。
黒白映画ゆえ、”BLUE EYES”には吸い込まれずに済むが、
ショウ軍曹に扮したセカンド・ロールのローレンス・ハーヴェイともに
クロース・アップを多用し、観客の神経を鈍らせる。
帰国後に悪夢に苛まれるマーコ、ショウほか隊員たち。果たして悪夢の正体は・・・？


 

悪夢のシーンを初めて観たときは啞然とした。
映画を観なれていると自負する身だが、理解するのに数十秒かかった。
紫陽花の育て方を解説する着飾った有閑マダムがショウ軍曹に訊く。
「殺人の経験はおあり？」このシーンだけでも、本作は観る価値あり！

127分と長めだが、ジャネット・リーやレスリー・パリッシュが
美貌をちらつかせ飽きさせない。
そして、怖さの締めくくりは、
アンジェラ・ランズベリー扮するショウの母親。
なんと実年齢でハーヴェイと3歳差！老け役女優の底力！
リメイク『クライシス・オヴ・アメリカ』（2004）では
メリル・ストリープが堂々演じきった役。
こちらは脇に美女こそ出てこないが、
ちなみにマーコ役はデンゼル・ワシントン、
観くらべてみるのも一興かも。

『第七回桃が丘リモート句会』

日曜日は『第七回桃ケ丘リモート句会』
兼題『逃げ水』：の～じ～
『母の日』：裕家

各一句ずつ、当季雑詠二句、計四句提出。



参加者
上段左：あみ-西洋占星術師＆シンガーの京美人
上段中央：魅歌-呑ん兵衛のジャズ・シンガー
上段右：一哉-句歴16年、弱冠25歳の暫定的講師。
             NHK-BS『俳句王国』で夏井いつき組長と共演経験あり！
中段左：裕家-有名教材出版社を経て句作りを楽しむ
中段中央：洋子-短歌の世界から俳句の世界へ
中段右：ねぼけ猫-有名広告代理店コピー・ライター
下段中央：の～じ～-ジャズ＆シネマ・ファン
下段中央：枕流-中国故事からの俳号を掲げる注目の新人
下段右：月待船-”ゴールデン街の眠り姫”の異名をもつイラストレーター

不在投句者
哉-繊細な感性を持つ30代の詩人
みどり-謎の俳人。ジャズにも興味津々



注目の一句

逃げ水や東名下り三車線　ねぼけ猫

母の日の小銭並べる机かな　みどり（不在）

つぎつぎに我も花よとヒメジョオン　裕家

母の日や新じゃがをむく小さな手　あみ

ゆうぐれに吾を讃めませや薔薇の香　月待船

ひとりきり誰を待つやら山法師　魅歌

注：添削以前の句含む

初心者歓迎です！ご一報くださいね！