人形に託してをりし着衣始 魅歌

我が家は毎年、
1月5日にクリスマス・ツリーを仕舞い、
雛人形を出す。今年も然り。

殊に今年は家族の集いもなく、
おめかしをするわけでもないため、
雅やかな十二単を愛でることが楽しみ。

 

 

長女の瑠奈が生まれた年に
義父母がスポンサーになり購入した雛人形。

当時は洋室にも合うタイプが多かったと記憶しているが、
近年は和風一辺倒な作品が目立つためか、

我が家を訪れる生徒たちなどが本品を撮影することも多々あり。
雪洞を灯すと、部屋の空気がほどける。

 

 

堅気のかたがたの仕事が始まったことを見計らい、
我がパートナーとドライヴに出る。

 

本来は海を観に少し遠出する予定であったが、
朝イチで海沿いのショッピング・センター行きに変更。

 

開店と同時に寿司店で定食ブランチ。客は我々のみ、
磨き上げられた店内が気持ち良い。
一合ばかりポン酒を呑んじゃう。

車の運転の我がパートナーには、
あとでうんとやさしくしよう。
うわあ、うそばっかり！

 

店外には芝生やドッグ・ラン、
遊覧船の停泊する湾。
薄明るく光る向こうの海に想いを馳せる。

今年は闇雲に怖がらず、出来ることは敢行していきたい！
そうでなければ、昨年の口惜しさが無駄になってしまうから！