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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.99『エース・ベンチュラ』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1994年 アメリカ映画 トム・シャドヤック監督
(Ace Ventura Pet Detective)

新春にして憂うべくこの時世に思いきり笑って欲しいから、
本作をひっぱり出してみる!
ジム・キャリーの主演作品を初めて観たのは、
たしか本作であったはず。
まずは、片仮名のタイトルが気に入らないので、
発音に触れたい。
う~ん、片仮名表記するなら、
「エィス・ヴェンチューウァ」かな。
これ、ペット探偵である主人公の名前である。

決して大きくない試写室のスクリーンに映し出された、
動物たちに囲まれて恍惚の笑みを湛える主人公の姿は今も覚えている。
申し分ないハンサムでありながら、
表情筋とお下劣ネタを駆使するこのコメディアンの存在は、
意外としか感じようがなかった。

 エース・ベンチュラ (2).jpeg エース・ベンチュラ.jpeg

人間より動物が好きというキャラクターは、
映画に於いても時として出現するが、内的な性格とせず、
容貌も派手なジムが演じるところが本作の勝因。
敢えて記さないが、意外な美人女優が
”超意外”な役どころを演じているのも見どころ。


ジムの映画は殆ど観てきたが、
最近、NETFLIXのインタヴュー番組
”COMEDIANS IN CARS GETTING COFFEE”で、
白い髭を伸ばしたジムの達観している様子に、
過去の自作に満足しているのだと感じた。
それって凄いこと。

本作に関しては、さらに爆笑できるのは
続編『ジム・キャリー/エースにおまかせ!』(’95)のほうかも。
サイのロボットが・・・ああ、言~わない!

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