SSブログ

見納めと云ふには惜しき紅葉かな 魅歌 [日記・雑感]

2020年の師走が過ぎてゆく。
我が人生の此の40年間で、
最も穏やかにゆったりと過ぎてゆく。
日々ウォーキングし、一万歩を達成している。
COVID-19感染者数に怯えて閉じこもったりするもんか!
ひと気を避けて昨年よりもたくさん歩き、
たくさん美しい風景を観ているぞ~!
 
DSC_0103.jpg DSC_0107 (640x480)_edited.jpg
 
花見の季節は毎年大騒ぎの美加であるが、
これほど紅葉の美しさに感動した年はない。
 
東高円寺に近い『梅里公園』は近年、
梅見で何度か訪れたが、紅葉が見事とは知らなかった。
師走も半ばというのに、この美しさ、
自然が人間を慰めてくれている気がする。
まだ暫くは、「これが見納め」なんて言いたくない!
 
DSC_0105.jpg 
DSC_0104.jpg
 
さあ、明日からの週は
番組”美加のNice'N'Easyタイム”のリモート収録、
下町で生徒のレッスン、
18日(金)は本所吾妻橋『アート石井』でクリスマス・ライヴ。
午後6時~7時過ぎまで、MC¥3000
アート石井オーナー・石井敏子氏企画の
アットホームなライヴ。共演は守屋純子(P)
 
感染防止対策を万全に行ないますので、どうぞご一報ください! 

nice!(0)  コメント(0) 

『Mank/マンク』 [映画]

デイヴィッド・フィンチャーは決して
”FAVORITE”ではないが、多分、全作品を観ているはず。
観るたびに感じるのは、
「長すぎる、この話なら15分短くするほうが良いのに」ということ。
前作『ゴーン・ガール』から
6年ぶりの新作『Mank/マンク』をNetflixで観る。

”Mank"とは何だろうと思うが、
脚本家ハーマン・J・マンキウィッツの愛称とわかる。
アメリカ人は長い名前を呼ばない。
我々映画ファンにとり、マンキウィッツといえば、
『イヴの総て』(’50)などで知られる
ジョゼフ・L・マンキウィッツが浮かぶ。
ハーマンはジョゼフの12歳年上の兄であり、
演劇評論家から、ハリウッドの脚本家になった人物。
本作は1941年にオーソン・ウエルズが、マンクに
『市民ケーン』の脚本を依頼した時期を中心に、
回想シーンを多用した黒白映画。

マンク.jpeg マンク (2).jpeg

機知に富んだ弁舌で、
まわりの人たちに刺激を与えていたマンク。
正義感も持ちあわせている。
大物たちにも気に入られながら、
アルコール依存症も色濃く、
酒が入ると「口は災いのもと」にもなる男。
演じるのはゲイリー・オールドマン。
彼が20代の頃から演技を観ているが、
年をとるほどに良くなる役者って、こういう人なんだなあ・・・
容貌が地味なことが幸いし、
近年、誰を演じても”Gary Oldman"に見えない。
このキャスティング、大正解。

当時のハリウッドの裏側を垣間見るようなストーリーは、
シネマ・クラシックス・ファンには高揚感あり。
ウィリアム・R・ハーストに扮するチャールズ・ダンス、迫力満点。
「自分で作った罠にはまった鼠」と自らを揶揄したマンク、55歳の死は早すぎる。
そういえば、本作はあまり長いと感じなかった。
往年の映画ファンはぜひ、ご覧あれ。  

nice!(0)  コメント(0) 

はからずも三瓶蜜柑と再会す 魅歌 [日記・雑感]

一昨年であったか、西予市三瓶町を訪れた。
『宮中雲子音楽祭』ゲスト出演のオファーをいただいたのである。
その際に、地元の宿に着くなり、
小ぶりの蜜柑をひと盛り頂戴した。
男性ならひとくちで入りそうなサイズの蜜柑、
その美味しさに驚嘆した。
酸味と甘味のバランスが絶妙であり、フレッシュ!
もしかしたら、我が半生にして
一番の蜜柑体験かも知れない。
その後も四国ライヴ・ツアー中に
他の蜜柑も美味しくいただいたが、あの味は忘れられない。

DSC_0095.JPG

日々ウォーキングするなか、よく行く高円寺の青果店で、
”三瓶みかん”と書かれた品をみつけた。
すぐさま購入。
あの宿でいただいた蜜柑よりは大きい。
美加は夜に果物はいただかないため、
明日に感想を書こう。乞うご期待!

DSC_0003.JPG

夕方からの生徒のレッスンを終えて、
クリスマス・ツリーを眺めながらワインを一杯。

土日は休肝日。来週は寒くなるそうで、
寒がりの美加としては気が滅入る。さあ、何処で歩こう?

nice!(0)  コメント(0) 

大木を仰いでふたり風冴ゆる 魅歌 [日記・雑感]

久々に沼袋で歩く。
美加が2歳から17歳まで暮らした町。
つらい記憶もあるが、どうしても懐かしい町。
よく夢にも変容して出てくる場所でもある。
シンボルはこの、銀杏の大木。通っていた
『沼袋幼稚園』を営むお寺『禅定院』に聳えている。
見上げていると憂さを忘れる。
ご利益も、ありそうでしょう?

DSC_0099_edited.jpg

子どもの頃、夏休みにラジオ体操をした『百観音明治寺』を散策。
まだ紅葉がきれい。ベンチには老夫婦と思しき二人。
そういえば、春先にこのベンチで缶ビールを飲んだきりかな。
寒がりの美加、冬は腰かけない。
七五三から、”NUNO JAZZ FESTIVAL”出演まで、
長年お世話になっている『氷川神社』でお参りし、帰途につく。

DSC_0097_edited.jpg

キャベツをひと玉買ったから、
ロールキャベツを作る。
これまた久しぶり。
我が子らが子どもだった頃は、ひと冬に最低一回は作った。
仕事が忙しく、時間がかかる料理は始終というわけにはいかなかったが、
子らも「おいしい!」と言ってくれたっけ。
わりと上手く仕上がり、我がパートナーが「美味しいねえ」と言ってくれる。
赤ワインに合い、あったまる一品よね。
さあ、明日も生徒のレッスンのまえに歩くかな・・・

nice!(0)  コメント(0) 

廃校の母校さざんか咲き零る 魅歌 [日記・雑感]

今年は山茶花の句を随分と詠んだ。
というのも、日々人混みを避けてウォーキングし、

思わず詠みたくなる麗しき場面をたくさん観ることが出来たからに、ほかならない。

この山茶花は、今では廃校となっている
我が子らの母校の裏通りでみつけた。
金網からあふれそうに咲き零れているでしょう?
廃墟になろうと、樹木は生き続けて、花ひらく。
この一句で、今年の山茶花の句は詠みおさめとするかな。
平仮名で「さざんか」としてみた。

DSC_0084.JPG

先ごろ記した『高円寺』という
お寺の一角の山茶花もまだまだ美しく、
撮影する人も多い。
実は駐車場側にも山茶花垣に囲まれた空き地があるのだが、
一般人は入れない様子。
まさに”秘密の花園”か。

DSC_0092.JPG

殆どテレビを見ない美加だが、必ず観る番組もいくつかある。
好きな番組で倉敷の『大原美術館』90周年特集を組んでいた。
我が子らが幼いころ、一家四人で訪れた懐かしい場所。
エル・グレコ、ピカソやマチス、モロー、ミレーなどなどの絵画が、
身近に観られる稀有なミュジアムである。
朝寝坊の美加は寝室で観ていたが、途中で階下に降りてきたら、
我がパートナーもリヴィングルームで観ていた。
「また行きたいねえ」と我がパートナー。
そうねえ、婿のSHUちゃんも一緒に、今度は一家五人で行けたらいいなあ・・・
楽しいことをたくさん考えて年の瀬を乗り切ろうっと!


nice!(0)  コメント(0)