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トマトの酸味ピザのうえ弾けをり 魅歌 [日記・雑感]

お気に入りの一店『葡萄房』に久しぶりに訪れる。
外食はランチのみ、開店と同時のみと決めて二年余。
これはこれで佳し。

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プリプリ海老と茸たっぷりのピザは、
トマトの酸味がポイント。
ガーリックをふんだんに効かせた
ボンゴレも絶品。
当店の料理は塩分控えめ、
ランチに付くサラダも然り。
小瓶のビールもよく冷えていて、
言うことなし!

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アップライト・ピアノがあり、
コロナ禍以前は定期的にライヴも行われていた。
当店は長女の瑠奈の母校である
都立富士高校の先をくねくね入ったあたり。
我が家から歩くとかなりの歩数になるため、
ホームセンターに用事のある際に
我がパートナーの運転で行くことが多い。

そうそう、我が家のささやかな前庭を改造中。
力仕事120%NGの美加、
すこし砂利をひろげるだけで、ばてる。
ガーデニングなんて命がけみたい!!!!!

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"大橋美加のシネマフル・デイズ”No.223『好色一代男』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1961年 日本映画 増村保造監督
『好色一代男』
 
井原西鶴の原作を市川雷蔵が演じる。
細面に華奢な体つき、
口を開ければ”おなご”を誉めそやす軽口ばかりの
大店のぼんぼん世之介。
 
けちん坊の父親に女中同然の使われかたをしている地味な母親。
この両親で、まともな息子に育つはずがないと、世之介に同情票あり。
「おなごたちには、おかんのようになって欲しくない、おなごは大事にせなあかん」
遊女から人妻まで、目に入る女は口説かずにいられない世之介。何処まで本気?
意外に厭味のない雷蔵の演技のお陰で、ヒョイヒョイと進む物語。
 
 好色一代男 (2).jpg好色一代男.jpg
 
水谷良重、中村玉緒、そして増村監督のミューズであった
若尾文子などなど、
衣擦れの音とともに、喘ぐ女たち。
女を愛することを生きがいとしながら、
世之介に愛された女たちには常に死の影がつきまとう皮肉。
殊に、藤原礼子が扮した浪人の後家・お梶の
狂乱シーンに於ける性愛への執着は見どころ。
 
ブラック・ユーモア満載の悲喜こもごも、
ハッピー・エンディングのないことが見え始め、
赤い腰巻をなびかせての出奔と相成る。
人間同士の色事に飽いた末、
お次は人魚と契るかと想像を駆られるラストも可笑しい。

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