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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.119『大いなる眠り』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1978年 イギリス映画 マイケル・ウィナー監督『大いなる眠り』
(The Big Sleep)

レイモンド・チャンドラーにハマった時期がある。
エラリイ・クイーンやアガサ・クリスティに飽きてきた10代の後半か。

バーの描写、中年探偵フィリップ・マーロウの独居の様子にも興味津々、
何より”もってまわった物言い”に惹かれたのかも。
確か、清水俊二氏の翻訳、かっこよかったなあ・・・

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『大いなる眠り』というタイトル、
若い娘にはピンとこなかった。
今はわかり過ぎるほど!
映画版は封切りでなく、
深夜の映画番組かなにかで観たはず。

マーロウに扮するロバート・ミッチャムは、
我らが”健さん”と共演しているハリウッド・スター。
強面にも、やさしい顔にも見える俳優。
エディ・マース役のぎらぎら脂ぎったオリヴァー・リード、
そしてそして将軍役にジェイムス・スチュワートと、男優はイイのだが、
女優陣がいまひとつイメージに合わない。
将軍の長女役がサラ・マイルズというのはなあ・・・
どうしたってハワード・ホークス作品『三つ数えろ』(’46)での
ハンフリー・ボガート&ローレン・バコールと比べてしまうじゃないか!

ミッチャムの無感動な風情は、
原作のマーロウとはひと味違う気がするが、
『さらば愛しき女よ』(’75)でもマーロウを演じていたっけ。
また観かえしたくなったぞ~  

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久々の友と語らふ花吹雪 魅歌 [日記・雑感]

土曜日は『新宿中央公園』までウォーキング。
まずは、神田川沿いの見事な桜をご覧いただきましょう!

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倅の主催する句会の若者たちと、ブルー・シート上でマスク対面!
うわあ、若い若い!21歳現役大学生も!
平均年齢、一挙に上げちゃっていいのかな・・・
これまではリモートであったが、
顔を合わせるとなるとねえ・・・

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こんな広場があったのね!あまりの広さに、
そこここに敷物を拡げる人々も、
走りまわり叫びまわる子どもらも気にならないほど。
倅のアパートから徒歩5分ほどということで、
「毎週きているよ」と。
そうか、イイ暮らししているね!

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倅の母校であるS大学映画研究会の同期生や
後輩たちであるが、皆、素晴らしい感性!

「ヴィクトル・エリセが好きです」「ベルイマン党です」などなど、
こんな若者たちがいることは嬉しい限り。
な~んだか、みんなのお母さん気分になっちゃった!
さあ、帰途もいれたら、今日は二万歩達成かな?

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『アート石井』レッスン [日記・雑感]

金曜日は地元の桜を愛でます。
長年、花見宴を囲んできた『哲学堂』の桜をご覧ください!

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こちらも毎年楽しみにしている、『哲学堂』裏手にある花桃らしき木。
一本の枝から、色の混じった花の咲く不思議。

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本日は我が子らを育ててくれた、ばあちゃん(義母)の誕生日。
用意していたプレゼントを届け、
さあ、本所吾妻橋『アート石井』へ。

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昨日の番組15周年記念イヴェントにもおいでくださった
A.M.さんが見学され、体験レッスンも。
大学時代から、今は無き老舗ライヴハウス新宿『J』の常連だったというジャズ通。
素養は十分、憂いのある声に、期待大!  

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番組”美加のNice'N'Easyタイム” 15周年記念イヴェント”シネマフル・ワンダフル” [Live]

昨年から延期延期となっていた、
ミュージックバードの番組”美加のNice'N'Easyタイム”
放送15周年記念ご招待イヴェントが、
漸く開催されました!六本木『キーストンクラブ』より、
ライヴ&配信で、木曜日午後6時30分スタート!
共演は二村希一(P) 池田聡(B) 松浦賢二(Ds)

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ゲストの小林稔侍さんとの対談も、
意外や意外のエピソードが飛び出しました!

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ご来場いただいたお客様、
配信でご覧くださったかたがた、
ありがとうございました!

稔侍さんが対談で言ってくださったように、
「あと15年」放送が続きますことを願います!WOW!
長年、番組を支えてくださっているスポンサー
『千代田テクノル』細田社長にも久々にお会いできた、
幸せな宵でした!開催に尽力下さった
ミュージックバード雄谷社長はじめスタッフのかたがた、
感謝申し上げます!  

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円満の秘訣は白き桃の花 魅歌 [日記・雑感]

ジョークみたいな句。
でもでも、まんざら嘘でもないらしい???
まずは、我が家のささやかな前庭の花桃をご覧いただきましょう。
今や満開!

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下町のロータリークラブに在籍していたころ、
お正月の初例会には近隣のお寺のご住職がみえて卓話をなさり、
その年の運勢を語られた。
メモをとる人も居たり、みな神妙に聴いていたものだ。
忘れられない話は
「玄関先に紅い花が咲く家は、主が色情に狂いやすい。白い花を植えなさい」というもの。
キョーレツな言い回しでしょう!

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我が家の樹や花はすべて、ばあちゃん(義母)が植えてくれたもの。
美加は土をさわれない。
花桃、沈丁花、花水木、山茶花、どれも白い花であり、
華やかな色が大好きな美加にとり、すこし物足りなかったのだが、
波風なく32年目に入れたのは、
もしや白い花々のお陰かなとも思える今日この頃。

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俳句仲間や生徒、飲み友達と『哲学堂』で花見宴を囲み、
我が家に流れて花桃を観てもらった日々が、遠い昔のように感じる。
来年こそはと、念じたい。さあ、明日は10ヶ月延期された、
番組”美加のNice'N'Easyタイム”15周年記念イヴェント開催!
ライヴ&配信、午後6時30分スタート!会場で、
画面の向こうで、応援して欲しいと願います!

MUSIC BIRD「大橋美加のNice N Easyタイム」スペシャルイヴェント
YouTubeにてライヴ配信を行います。
ご参照下さい
https://musicbird.jp/cfm/news/program/5774
YouTube動画同時配信URL
https://www.youtube.com/channel/UCB7V8MLk5ZcwQjtgN8xCowA
ご高覧下さいませ。




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セントラルパークRC例会 ZOOM参加 [日記・雑感]

火曜日は2021年が明けて初めての
、ロータリークラブ例会にZOOM参加。H幹事に感謝。

食事がなければ出席も検討したいが、
やはり会食の一環になってしまうので、遠隔参加とする。
せめて、ホテル側がアクリル板で
仕切ってくれればなあ・・・なぜ、徹底しないのだろう?
飲食の際の飛沫を防止すれば済むことなのに、
何故だろう?疑問しか湧かない。
最年長会員の訃報を聞き、愕然とする。
たしか、昨年暮までは、ZOOM参加されていたのに・・・嗚呼、無常。

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明後日に迫った番組”美加のNice'N'Easyタイム”
15周年記念ご招待イヴェントの準備をすませ、ウォーキングへ。
昨日の大風にはすっかりめげたが、本日は穏やかな日和。

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とろけるピンク色と繊細な形状に思わず見入るニワウメ、
昔、句会の季題に出た酢漿草(カタバミ)の鮮やかな黄色に見惚れる。
さあ、3月25日(木)は六本木『キーストンクラブ』より番組15周年記念ライヴ&配信、

翌26日(金)本所吾妻橋『アート石井』レッスンを無事に終えれば、
週末はほっとひと息!
はりきっていきましょう!

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『第五回 桃が丘リモート句会』 [日記・雑感]

日曜日は第五回『桃が丘リモート句会』
兼題『卒業』:ねぼけ猫 『蓬』:みどり 各一句ずつ、
当季雑詠二句、計四句提出。
 
参加者をご紹介しましょう。
 
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画面上左より
一哉-9歳から句会参加。句歴16年の暫定的講師。
魅歌-呑ん兵衛のジャズ・シンガー。
あみ-西洋占星術師&シンガーの京美人。
 
中段左より
裕家-有名教材出版社を経て句作りを。
枕流-中国故事からの俳号を掲げる、意欲的な新人。
みどり-謎の俳人。ジャズにも興味津々。
 
下段左より
の~じ~-ジャズ&映画ファン。
ねぼけ猫-有名広告代理店のコピー・ライター。
 
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注目の一句
 
風光るサンドイツチの具は玉子 ねぼけ猫
 
擂鉢に残る蓬の香りかな 枕流
 
花のかげユーフォ二アムを吹く少女 の~じ~
 
聖堂に紫花菜生けてあり 洋子(不在)
 
三つ編みをほどき黒髪卒業す 幸人(不在)
 
オーライの声の近づく蓬摘み みどり
 
*以上、添削前の形で記載の句含む。
 
次回は4月25日(日)午後1時スタート、初心者、熟練者、ともに大歓迎ですので、
興味のあるかたはご一報くださいね!

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.118『女はそれを待っている』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1958年 スウェーデン映画 イングマール・ベルイマン監督『女はそれを待っている』
(Brink of Life)

初めての出産のとき、40時間かかった。
「ボーリングの球が、私のからだを突き破ろうとしている」という感覚は、
今でも容易に反芻できる。

世界中のシネアストから尊敬の念を抱かれている
イングマール・ベルイマンの作品は、

”ア”の項で『秋のソナタ』(’78)
『ある結婚の風景』(’73)の二作を紹介したが、

本作は、年齢も立場も異なる三人の女性を一室に集めた、
妊娠・出産にまつわる一篇。


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ベルイマンは女性を描いた作品を多く持つ。
クロース・アップを多用し、男の無理解、
人生の不条理を、訴えかける女たち。
公私ともにパートナーであった時期が周知である
名女優リヴ・ウルマンを勘定に入れずにして、
正式に5回の結婚歴があるベルイマンであるからこそ、
信憑性のある女性の描きぶりといえる。

擦りガラスの扉が開いて、産院へといざなわれる観客。
三人三様の”Brink of Life”(人生の瀬戸際)が提示され、
勢いよく擦りガラスの扉が閉まり、ドラマは終わる。
凝縮された79分、男性の感想を訊いてみたい一作品かな。

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.117『泳ぐ人』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1968年 アメリカ映画 フランク・ペリー監督『泳ぐ人』
(The Swimmer)

筋肉隆々の男が林の中から海水パンツ一丁の姿で現われ、
連なる豪邸のプールからプールを泳ぎ、
自宅へ帰ろうとする異色の滑り出しに面食らう。
当時50代であったバート・ランカスターの肉体、すごい。

彼は”エ”の項で紹介した『エルマー・ガントリー』(’60)で、
オスカー(主演男優賞)をゲット。
大柄の肉体美と迫力ある面差しで、
西部劇から口八丁手八丁の役柄まで、
ハリウッドで活躍した男っぽいスターである。

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一見、難解と映る作品だが、
発想の転換をすれば、謎解きが出来るはず。
ランカスターがトップレスで登場し、
朝からパーティ三昧のスノッブな世界が映し出されると、
観客のイマジネイションは萎えてしまい、
目のまえにある享楽に捕らえられてしまうが、

ストーリーに切り込まれる罅(ひび)を感じとれば、
本作の絡繰りが見えてくる。

いぎたなく笑い、懲りもせず女を口説き、
水中でサヴァイヴするランカスター。
寓話性に支配された、類型のない人間ドラマである。

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.116『オーケストラ・リハーサル』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1979年 イタリア・ドイツ合作映画 フェデリコ・フェリーニ監督
『オーケストラ・リハーサル』
(Orchestra Rehearsal)

天才フェリーニの作品群のなかで異彩を放つ、一幕物の世界。
公開当時、確かに劇場で観た記憶があるが、
何処を探してもパンフレットが見つからない。
興味深い解説が掲載されていたはずなのだけれど・・・

映し出されるのは古い礼拝堂であったリハーサル室。
楽譜係の老人はカメラ目線で観客に話しかけてくる。
次々に集まってくる演奏家たち。
テレビ番組のインタヴューを受ける条件の
オーケストラ・リハーサルであるとわかってくる。
只でさえギャランティに満足していない演奏家たちの自己主張と憤懣が、
観客には見えないインタヴュアーに向けてぶつけられてゆく。
個性的すぎるオーケストラ団員たちの、
どこまで本気なの?と言いたくなる言い分。
でもでも、それだけで終わらないのがフェリーニ映画!
さて、どう相成るか?密度の濃い72分!

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若いころは風刺漫画も描き、代表作『甘い生活』(’60)や、
初のカラー作品『魂のジュリエッタ』(’65)などでも
カトリックへの批判をアーティスティックに示したフェリーニ。
本作では、アコースティックな音楽に対する無理解をフェリーニ流にぶちまけてゆく。

そう、本作の後に亡くなった作曲家ニーノ・ロータへの想いが詰まった作品とも受け取れる。

たった一度の来日時に、美加が投げかけた音楽についての質問に対し、
ニーノ・ロータへの感謝の意を語ってくれたフェリーニ。
ラストで演奏されるロータのスコアには涙が出る。
本作後、フェリーニはロータ亡きあとの自作品の溝を埋めてゆくことになるのだ。  

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