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”美加のNice’N’Easyタイム” [テレビ・ラジオ]

水曜日はラジオ番組”美加のNice’N’Easyタイム”
4週分のリモート収録。
ミュージックバード本放送ほか、
全国コミュニティFM、
インターネットでも聴いていただける番組に成長、
まる17年となる!

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プログラムをご紹介しましょう。
2023年
1月1日『ハッピー・サウンド』
-シナトラ、弟分ディーン・マーティン、メル・トーメなど。
1月8日『ソウルフル・ガイズ』
-サミー・デイヴィス&カウント・ベイシー楽団、
スモーキー・ロビンソンのジャズソング他。
1月15日『Swedish Beauties』
-ひとくちにスウェーデン美人と言っても色々。
知的美人、ロリータ、子持ち美人などなど・・・
1月22日『恋に寒さを忘れ』
-極寒を溶かすラヴソングの数々を!

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収録を無事に終え、買い出しと足慣らしのウォーキング。
もともと、我がパートナーと身長差18cmで歩調が合う筈はないのだが、
捻挫の治りかけでさらに一歩一歩、待たせることになっている。
すまなく悔しいが、互いに暫しじっと我慢の道のりである・・

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.237『午後の曳航』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1976年 日・英合作映画 ルイス・ジョン・カリーノ監督
『午後の曳航』
(The Sailor who fell from Grace with the Sea)

淡い午後の光、きらめく海と船、
淡緑色の草地で蠢く赤いブレザーの少年たちの遠景。
戦慄のラスト・シーンである。

なぜ、映画の中で悲恋に身をやつすシングル・マザーは、
一人息子を抱えているのだろう。
ヒロインが恋に挑むためのお膳立てとして、
子どもがいないのでは安易であるし、
もし娘が一人の場合は女同士のコミューンが成立し、
孤独に心を閉ざす女のイメージが壊される。
かくして、嘗て愛した男の面影を宿す息子を一人持った母親が必要になるのだろう。

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言葉を失うほど美しい夕焼けの海が徐々に暗くなり、
海を臨む邸から主人公の少年ジョナサンが抜け出すシーンから映画は始まる。

秘密クラブを作り、メンバーを番号で呼び、
セックスの体位写真を品評したり、
小動物を虐待したりする少年たち。
未亡人であるジョナサンの母が逞しい船乗りと知り合うことで、
少年たちの行為はエスカレートしてゆく。

原作を手がけた三島由紀夫は、
お涙頂戴的な映画を「芸術で最も易しいこと」と評したと聞く。
全く同意見だが、「泣けない残酷さ」はどう受け止めれば良いのだろうか。

未亡人にサラ・マイルズ、
船乗りにクリス・クリストファーソン、
そして、13歳のジョナサンを演じたジョナサン・カーンの
長い睫毛に縁どられた妖しい瞳!

名手ダグラス・スローカムが映し出す、
ロケ地ダートマスの圧倒的な景観も忘れ難い。

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第二十三回『桃が丘リモート句会』 [日記・雑感]

日曜日は『桃が丘リモート句会』
コロナ禍でリモート再開し、うわ!もうすぐ丸二年!?
兼題『流星』:枕流 『鳳仙花』:裕家 各一句ずつ、
当季雑詠二句、計四句提出。

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参加者をご紹介しましょう。
上段左から
裕家-有名教材会社を経て句づくりを。
魅歌-呑ん兵衛のジャズ・シンガー。
みどり-謎の俳人。”CAT PERSON”らしい。
一哉-弱冠12歳で夏井いつき組長とテレビ共演経験ありの20代講師。

中段左から
枕流-中国故事からの俳号を掲げる四国男児。
ねぼけ猫-有名広告代理店コピーライター。
流樹-根性のワーキング・マザー。
洋子-厨俳句の名手か?

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下段左から
の~じ~-ジャズ&シネマ・ファン。
あみ-西洋占星術師&シンガーの京美人。

不在投句
薫里-ジャズを愛する松山の妖精。

本日の一句

ほうせんかはじけてとんで詩となり 裕家

月を待つ僕は地球の上にいる 枕流

流星や村に残した許嫁 みどり

草野球たまてんてんと鳳仙花 ねぼけ猫

鳳仙花ぱんとはじけて髪を切り 薫里(不在)

流れ星ドライヴインにひとりきり 魅歌

次回は10月23日(日)午後1時開始です!
興味のあるかたはご一報お待ちしていますね!

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ヘルシーなブランチ自慢秋暑し 魅歌 [日記・雑感]

受傷21日目。普通に歩くのに慣れてきたが、
一昨日か、ふくら脛が引きつるような感触があり、
まだまだ無理は出来ない。
コロナ禍になってから避けていた中野駅近辺の店に
2年半ぶりに行ってみる。もちろん、あさイチ開店と同時に。
 
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この2年半、我が家から徒歩5分のJR中野駅は人出が多いため避け、
高円寺方面や東中野方面、新中野方面まで歩き、ブランチしてきた。
人混みのストレスがなく、歩数が稼げるからであったが、
今は、歩数を減らすことを考えねばならない!
 
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コロナ禍以前はよく訪れた『Cafe de MURA』
ワン・プレイトで、好きな料理を5品選べる。
サラダやパンはサーヴィスで付いてくる。
当店のキッシュ、ポテトの重ね焼き(グラタン風味)がお気に入りの美加。
我がパートナーはチキンのハニー・マスタードがご贔屓。
久々にヘルシー・ブランチを堪能!
 
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それにしても女性客が多い。マスクはしているが、よく喋る。
我々夫婦も33年物(笑)にしては会話のあるほうだが、
「ドレッシング、美味しいね」「スタッフ、かなり変わったよね」
というおとなしめのトーク。
女性グループは堰を切ったように喋りつづけている。
男性諸氏よ!妻の話を聴こう!
Try A Little Tenderness・・・

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.236『恋はデジャ・ブ』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1993年 アメリカ映画 ハロルド・レイミス監督『恋はデジャ・ブ』
(The Groundhog Day)
 
ラヴ・コメディ、ヒューマン・ストーリー、
ひいてはホラーやSF的要素も加味された映画に、
ぴったりくる主人公なんているの!?
才人ハロルド・レイミスが選んだのは、
にこりともしない芸風のシニカルなコメディアン、ビル・マーレイ!
レイミスとマーレイは大ヒット・シリーズ『ゴースト・バスターズ』の仲間でもある。
 
ペンシルヴェニア州パンクスタウニーの町で
毎年2月2日に開催されている”The Groundhog Day”のフェスティヴァルが舞台。
田舎町のお祭りを取材することに辟易している気象予報士にマーレイ。
美人で誠実なプロデューサーに扮するアンディ・マクダウェルは、
当時”旬”であったチャーミングな笑顔をもつ女優。
 
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本作をタイム・トラヴェルの”ループもの”と解釈するか、
ニーチェの思想と解釈するかは自由だが、
ポイントが、”ループ”を脱出する方法ではなく、
とりあえず”ループ”に逃げ込むことであるのが、レイミスらしさかも。
本作、コメディ要素がなかったら、ホラー映画だよねえ!
 
思えば、1990年代は恋愛映画危機時代であり、
語りつくされたラヴ・ストーリーをどうやって新生させるかに、
脚本家たちはやっきになっていたはずなのだ。
本作を書き、大ヒット作『アナライズ・ミー』『アナライズ・ユー』シリーズに繋げていった
ハロルド・レイミスが亡くなってしまったことは惜しまれる。
 
雪のあずまやでのダンス・シーンに流れる
レイ・チャールズの”You don't know me”
ラストで響くナット’キング’コールの
”Almost Like Being In Love”も忘れ難い。

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.235『ゴジラ』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1954年 日本映画 本多猪四郎監督『ゴジラ』

何十年ぶりに観なおして愕然とする。
畳みかけるような伊福部昭のスコアが
禍々しさを煽るタイトル・バック。
見えない恐怖、見せない恐怖。
メイン・キャラクター三人(宝田明・平田昭彦・志村喬)の不毛な相容れなさ。
只々、狼狽える河内桃子の愛らしき痛ましさ。
 
ゴジラの出現に、人々の洩らす言葉。
「被爆地からやっと逃げてきたのに、
    また疎開しなきゃならない」
「天国のお父さんのところへ行こう」などなど、
戦争が深い影を落とす。
 
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今回観なおして、
平田昭彦演じる科学者と、
スタンリー・キューブリック作品『博士の異常な愛情』(‘64)で
ピーター・セラーズが怪演したドクター・ストレンジラヴのイメージが、
なぜか微妙に重なった。
 
人類の罪を一身に背負った化身であったはずのゴジラは
今や普遍的な偶像となり、
21世紀の我が隣町・新宿のビル上にも、
その姿を見せている。
これで良いのか?
 

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秋の空きりぬいてゐる待ちぼうけ 魅歌 [日記・雑感]

受傷16日目。A.I.先生に二度目の受診。
きれいなマグノリアの擦りガラスのある待合室は
相変わらずたくさんの患者で混みあっているが、
徹底した感染対策がなされ、スタッフもきびきびと働いている。
怪我する人は老若男女、ひっきりなしにいるんだなあ・・・

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浮腫が出てふっくらした爪先。
美加は足だけはやせているため、
左右の違いがわかりやすい。
「順調に回復しているから、もう足首を動かしても良い。
そうだねえ、一日3000歩くらい歩いてみなさい」とA.I.先生。
ああ、一万歩ウォーキングしていた日々が遠い夢のよう・・・

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17日目。3000歩なんて”Piece of cake”とタカをくくって
買い物に出るが、いやはや歩きにくい。
これまで右足を庇って歩いていたため、
いざ通常どおりに歩こうとすると
何だかバランスが取りにくい。
この道、こんなに傾いていたっけ?
でこぼこだったっけ?の連続!

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思いのほか疲労したこと、
土曜日は生鮮売り場が混雑することもあり、
買い物は我がパートナーに行って貰い、
腰かけられる広場で待つことに。
我が地元が発祥であるデパート本社ビルの
重厚な柱と柱の間にくっきりと青空が挟まっている。
秋暑はいつまで・・・?

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.234『こわれゆく女』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1974年 アメリカ映画 ジョン・カサヴェテス監督
『こわれゆく女』(Woman Under the Influence)
 
ひとの心が"こわれる“瞬間を見せつける、怖い映画である。
“インディーズ映画の雄"と定義づけられてきたジョン・カサヴェテス作品は、
"オ“の項で『オープニング・ナイト』(‘77)
"ク“の項で『グロリア』(‘80)を紹介したが、
本作は『アメリカの影』(’59)とは別の意味での
実験的な要素をもつ作品であり、
カサヴェテス作品のオリジナリティを見せつける一作。
 
子育て中の主婦メイベルに扮するジーナ・ローランズは
言わずと知れたカサヴェテス夫人である名女優、
夫役には別名・刑事コロンボ(笑)のピーター・フォーク。
 
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素朴だが働き者の夫と育ち盛りの三人の子に恵まれながら、
次第に異常な言動が目立つようになっていくメイベル。
あたかも他人の家庭を覗き見るような共犯意識を
我々観客に投げかけるカメラワークと
役者の鬼気迫る演技は、
ストーリー展開とともに凄味を増してゆく。
メイベルに救いはあるのか?
 
本作での熱演により、数々の賞にノミネート、
受賞も果たしたジーナ・ローランズ。
実生活でも三人の子を映画人に育てあげ、
夫君亡きあとも演技者として表現し続けた。
大ヒットした長男ニック・カサヴェテス監督作『きみに読む物語』(2004)での、
ジーナの演技に涙した現代若者も多いはず。
 
映画ファミリーの母、ジーナ・ローランズだが、本作には
カサヴェテス監督の母キャサリン・カサヴェテスも姑役で存在感を発揮している!

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.233『この森で、天使はバスを降りた』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1996年 アメリカ映画 リー・デヴィッド・ズロトフ監督
『この森で、天使はバスを降りた』
(The Spitfire Grill)
 
意味深で茫漠とした邦題である。
観おわってみて初めて、名付けた配給会社の
感じかたが伝わってくるというもの。
 
アメリカの田舎町を舞台にした映画は興味深く、
とりわけ選んで観てきた気がするが、
本作は、まずファースト・シーンに注目したい。
 
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オペレイターらしき大きな瞳の若い女性が、
電話でメイン州の魅力について快活に宣伝している。
次第にカメラが引き鉄格子が見え、
刑務所内であることがわかってくる。
この州では受刑女性にこういった仕事を与えているのか。
主人公パーシーはほどなく出所し、
鄙びた町に向かっていく。
 
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森がある町、花崗岩が採れる町、人情と猜疑心が混在する町。
若き受難者パーシーに扮するアリソン・エリオット、
オリジナル・タイトルにある食堂(Spitfire Grill)の女主人を演じる
オスカー女優エレン・バースティン、
鬱憤を抱えた心根の良い主婦にマーシャ・ゲイ・ハーデンと、
女優陣がひときわ目立つキャスティング。
 
戦争や児童虐待など、人生に拭えない影を落とす問題を提起しながらも、
目を見はるような景観により、浄化される救いをもまた見せてくれる、
余韻の濃い一作。

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秋の蝶ここで一緒にひと休み 魅歌 [日記・雑感]

たぶん、生まれて初めての捻挫。
受傷から10日目、ドクター・ストップにて歩けない日々。
以前に撮影した写真を観ていただきましょう。
秋の蝶はおとなしいのか、じっとしていてくれた。
 
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『平和の森公園』の百日紅もきれいでしょう?
暫くは行けない場所。
日々一万歩が、現在は約10分の1。3桁の日も!
ストレッチも禁止とのこと、ふとったら困るなあ・・・
 
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外出時には巻きなさいと言われたバンド、これも初めてのこと。
丈夫で良く伸びる素材。引っ張るのに力が要る。
 
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歩けないことが悔しくてたまらない。
生徒のレッスン、ラジオ番組の選曲、
いつもより多くの映画を観て過ごす。
倅いわく
「10年後、20年後じゃなくて
    不幸中の幸いだよ、早く治るといいね」
そう、その通りなのはわかっているけれど、
カレンダーばかり見ている日々であります・・・

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