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桜桃や葉陰に耳すまし育つ 魅歌(吟行記Ⅰ) [日記・雑感]

6/12土曜日の朝、NHK-BS「俳句王国」ゲスト出演のため
山形に向かいます。「松山じゃないの?」と訊いてくれるかたは俳句通。
普段はNHK松山からテレビ句会が放送されていますが、今回は吟行なのです。
スタジオには何度も招んで頂いていますが、吟行ロケはまだ2回目。
前回が時雨ていたので、晴天予想の今日は嬉しい限りです。

13時過ぎに山形到着。ホームで素敵な夏帽子の紳士とご挨拶。
今回の主催、鷹羽狩行先生です。
共演する全国からの俳人5名とも合流し、
東京より夏めいている山形の青空の下、いざ吟行へ!

まずは、さくらんぼ農園の見学。
広い敷地のなか、温室の横にある箱詰め作業部屋を覗きます。

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農家のお母さん数人が、広げられたさくらんぼの中から、
丁寧に色や大きさの合う実を選び出し、箱に詰めてゆきます。
たいせつにたいせつに扱われているさくらんぼたち。

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いよいよ農園見学。温室に入ってびっくり!!
そうか!さくらんぼって桜の実なんだよね!
桜の下での宴会ばかりの身にはたと気づかされます。
大きく鮮やかに生い茂る葉に守られるように実を結んでいるさくらんぼたち。

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なんてきれいなんだろう!アンリ・ルソーの世界に迷い込んだみたい・・・
都会育ちにとって此処は充分にジャングルだ!!
ご主人の日下部さんが実の捥ぎかたを教えてくれます。
「おお!普通に引っ張ると取れないんだ!」またもやカルチャー・ショック!
ダンディな鷹羽先生と、そしてキュートな司会の塚原愛ちゃんとTWO SHOT

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甘いあまい「紅秀峰」、ほどよい酸味が加わる「サトウニシキ」、美味!
充分に贅沢な時間が過ぎ、照りつける太陽に少し負けてきた軟弱なこの身。
そのとき箱詰めのお母さんたちの声が・・・

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これこれこれ!これですよ!ブランド品より世界でひとつのオリジナル!
「少しでも変色した実は出荷できないから、工夫して作るんだよ」と
農家のお母さん。あまりの美味しさにレシピ訊いちゃいました。
煮詰めたさくらんぼに砂糖を少しと生クリーム、寒天を加えて冷やし固めるのだそう。
陽に負けた体にやさしい、自然の冷菓。
旅はまだ続きま~す!

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