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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.165『恐怖のメロディ』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1971年 アメリカ映画 クリント・イーストウッド監督 『恐怖のメロディ』
(Play Misty For Me)
 
エロール・ガーナーが作曲した”MISTY”は、
ステージで何回歌っただろうか。
リクエストも多い人気の高いジャズ・テューン。
「私のためにミスティをかけて」という原題を持つ本作は、
”MISTY”という歌曲を知るまえに観たはず。
子どもの頃にテレビの映画番組で観て、とにかく、怖かった。
犯人の女が、怖くて哀れに思えた。
 
恐怖のメロディ (2).jpeg
 
大スターであり、
名匠であるクリント・イーストウッドの記念すべき
監督第一作である本作は、
若い頃にジャズ・ピアニストであった
ジャズ通として知られるイーストウッドの、
ジャズ愛に満ち満ちた監督デビュー作。
女性関係にだらしない人気DJに扮するイーストウッド。
身長193センチのハンサム・ガイ、
自らモテる男を演じるが、カッコイイばかりとはいかない展開。
 
恐怖のメロディ.jpeg
 
女ストーカーに扮したジェシカ・ウォルターは
迫真の演技で、夢に出そうな怖さ!
後年にヒットした『危険な情事』(’87)は、
殆ど本作をリメイクしているとしか思えない。
 
モンタレー・ジャズ・フェスティヴァルの様子、
あ!キャノンボールがソプラノ・サックス吹いている!
ロバータ・フラックのヒット曲
”First Time Ever I Saw Your Face”も
滝の袂の官能的なラヴ・シーンでフィーチュアされる。
 
バーのマスターに扮する、『ダーティ・ハリー』(’71)で知られる
ドン・シーゲル監督の名演(?)も見もの。

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