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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.107『踊らん哉』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1937年 アメリカ映画 マーク・サンドリッチ監督『踊らん哉』
(Shall We Dance)

フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースのコンビ作品は
殆ど観ているはずだが、時折アタマの中でゴチャゴチャになることも。
”ウ”の項で観なおしたかった『有頂天時代』(’36)は手持ちが見つからず諦めたが、
とても印象的なシーンが記憶にある。いつか書こう。

さて、アイラ&ジョージ・ガーシュウィン兄弟のナンバーが楽しめる
『踊らん哉』には”One and Only”のプロットがあり、
今回久々に観かえしても、大いに楽しめた。
そもそも、ジンジャー・ロジャースという女優は、無難な美人。
アステアとの共演のあるエリナー・パウエル、アン・ミラー、
シド・チャリシーなどと比べると、ダンサーとして弱いが、
個性派でなく無難な美人であるから、
アステアの”添え花”的存在として、かえって成功したのかも知れない。

踊らん哉.jpeg 踊らん哉 (2).jpeg 踊らん哉(2).jpeg

個性は弱くとも、整った顔立ち、グラマーでなく細身の体型、
何となくお嬢様タイプのジンジャーだからこそ、活きたシーンが本作にはある。
ジンジャーがゾロゾロ出てくるクライマックス!さあさあ、ご覧あれ!

「皆、私の恋を笑ったけれど、最後に笑う者は?」という
アイラ・ガーシュウィンの凝った歌詞の付いた”They All Laughed”
「折り合いつけて、仲良くやろうよ」という言葉遊びの一曲
”Let's Call the Whole Thing off"
「僕らは別れていくけれど、二人の想い出だけは誰も奪えない」という
”They Can't Take That Away From Me"など、
ガーシュウィン・ナンバーと、ゴージャスなシーンを楽しんで欲しい。
アステアのタップは本当にゴキゲンだが、歌も味わい深いよねえ! 

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