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郷愁や空に向かつて冬薔薇 魅歌 [日記・雑感]

すこし風が冷たいが、ウォーキングへ出る。
空の青さに向かって開く、冬薔薇(ふゆそうび)を撮影。
報道番組では「2020年の年末は里帰りする人が少ない」とのこと。
当然かと思う。
”寅さん”の妹・さくらさん同様、
美加は生まれた町に住み続けている。
小学生のころは、田舎のある子が羨ましくて仕方がなかったっけ・・・
皆が憂い、悩むこの時世、
故郷と折り合いをつけねばならない人々は悩みがひとつ多いのだろうか。
 
DSC_0090_edited.jpg
 
午後は生徒のレッスンがあるため帰宅。
夜はNetflixでロン・ハワード『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』を観る。
定住が叶わない”White Poor"の一家から
イエール大学ロースクールに進み、作家となったJ.D.ヴァンスの原作を、
子役出身の名手ロン・ハワードが映画化。
 
薬物依存症の母を演じたエイミー・アダムス、
気丈な祖母に扮したグレン・クローズ。
 
二人とも、オスカーを手にして欲しいと思うほどの大熱演!
殊にグレン・クローズは、我がパートナーがオスカーに於ける
”無冠の女王”と呼ぶ演技派。ノミネート7回、御年73歳。
 
ヒルビリー・エレジー.jpeg ヒルビリー・エレジー (2).jpeg
 
ハワード監督は人間ドラマが上手い。
子どもの頃から大人の世界を観てきたからか。
『ラスト・シューティスト』(’76)では
ジョン・ウェイン、ジェイムス・スチュワートと共演。
二十歳を過ぎていたはずだが、
童顔にソバカスで幼く見えた。
ほどなく役者を止めて監督となり、大正解!!
『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』に於いても
”White Poor”の実情を赤裸々に描くなか、ハワード独特のまなざしが感じられる。
 

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