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『ホドロフスキーのサイコマジック』 [映画]

御年91歳であるアレハンドロ・ホドロフスキーは、
1970年代より、マニアックな映画ファンの間でカルト的支持を得ている映画作家。
近年でも『リアリティのダンス』『エンドレス・ポエトリー』など、
自伝的なアート・シネマを発表し続けている。

サイコマジック.jpg

ホドロフスキー監督・脚本・主演による本作は、
彼自身が”精神分析”という行為に対して、
考え出した心理療法”サイコマジック”についての映画。
言葉を使う”精神分析”とは逆に、
行動を起こすのが”サイコマジック”であるという。

サイコマジック③ .jpg

登場するのは、実際にホドロフスキーのもとに
悩みを打ち明けに来た10組の人々。
父親から虐待され自殺寸前まで追い込まれた男性、
自身の”女性性”と”男性性”に悩むチェロ奏者の女性。
結婚式の前日にスカイ・ダイヴァーのフィアンセが
自殺したという女性などなど・・・

サイコマジック② .jpg


”サイコマジック”の名のもとに、
次々に見せつけられる、常軌を逸脱した行為の数々。
ホドロフスキー映画を観なれた美加でさえ、
ここまでやるか!?と叫びたくなる!
「サイコマジックは無料、アートが人を癒せることを証明しようとしている。
自分のエゴを克服するのは不可能、飼い慣らせ!」と豪語する。
1990年代に彼が理論化した”サイコマジック”という手法を、
初めて映画化した、興味深い一作である。

オンライン先行公開中
https://uplink-co.square.site/psychomagic



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