『第二十七回桃が丘句会・新宿御苑吟行』 [日記・雑感]
12時に新宿門集合ですが、出がけに遅刻するというメールが続けて入りパニック状態!
元来、午前中はアタマがよく働かないのでアタフタしていると、待ちかねた息子の路傍児(俳号)が
「先に行くよ」「なら、仕切っておいて!すぐ追いかけるから!」ああ、助かったあ・・・
大きめの木の葉探して栞にす 路傍児
入園するとすぐに初子・晁夫妻と遭遇。路傍児たち先発組はもうかなり奥に進んでいるよう。
「まあ、見事なウメモドキ!」と初子さん。赤い実をつける木は本当に多くて、名前が混同します。
暫く歩くと今度は地面から伸びた草にブルーベリーのような青黒い実が。
信さんに訊くと「藪茗荷(ヤブミョウガ)よ、葉を見てご覧なさい」と。博識は知るところですが、殊に植物の知識には驚きます。
人集う十月桜さびしかり 信
「あ、石蕗(ツワブキ)だわ、群生している!」と初子さん。みんなお日様が当たるほうに傾いているのです。
かわいいなあ・・・、植物も生きているということを目の当たりにすると感動しますね。
向こうを見やると確かに桜のように見える花が・・・「返り花かしら?」と魅歌。あまりに暖かいからね。
名札を見ると『十月桜』と。返り咲きではなかったのです。
そして花壇の鮮やかな花のように見える葉には『金襴紫蘇』と書かれてありました。なんて豪奢な名前かしら!
一本の茎より百花御苑菊 初子
一株の根より咲きたる菊花展 篝
2時に中央休憩所で集合。信、初子、晁、流樹(とバギーに愛息コウチャン)、篝、のーじー、すやきん、
奈津子、五六八我楽、惠、アメリカから帰省している惠の次女・十益(トーマス)、
仕切ってくれた路傍児、そして魅歌。翼は2時から4時まで『子供句会』の指導があるため、
路傍児に投句して中座、はし午は投句できないまま、友人の見舞いに病院へ。
すでに投句している吾子も併せて3名は、夕方に魅歌宅に駆けつけ選句参加予定。
展示中の菊花展を観にいきます。「見事な懸崖ね。崖から咲き零れているように作ってあるでしょう?」と信さん。
まるでご来光のような不思議な写真も撮れましたよ。
大銀杏ピアフを想い見上げおり 晁
この不思議な薄紫の花はサルビアの一種とか。”SALVIA LEUCANTHA”花びらが起毛した生地のように毛羽立って見えます。
赤紫の小さな実は”紫式部の実”なんだか心惑わされる色ですよね~
小春かな「たこやきたべる」とだだこねる 五六八我楽
御苑の中程に広がる池の水鏡。都会の真ん中とは思えませんよね。水面の先に心を馳せてしまいます。
英国庭園の横の並木道には絵描きさんがたくさん。小津安二郎『山の音』を想い出します。
そして色とりどりの薔薇のなか、群を抜いて綺麗な”ストロベリー・アイス”という八重咲きの薔薇。美味しそうな名前ね。
枯柴を纏ふでんぐり返しの子 翼
「ほら、葉っぱ怪人だ~」とお父さんに見せている坊ちゃんを発見!幸せそうな家族連れの多いこと。
『桃が丘句会』一同も豊かな気分を貰った吟行でした。
今回は写真を撮りすぎて参加者プロフィール割愛!興味のあるかたは前回9月18日のブログをご覧あれ!
帰りがけに奇跡のようにかかった虹!消えゆくまでずっとずっと眺めていました。
倖せの文字想い出す冬の虹 魅歌
2011-11-14 23:37
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御苑で句会でしたか…僕も、偶然、近い場所まで来ていたんですが??
目と鼻の先でジャズフェスティバルが行われていて、辺り一帯のライブハウスや
路上のステージが演奏会場として開放され、パレードも行われるなど、
プロアマ老若男女入り乱れての競演に、集まったファンも大熱狂の盛り上がり。
来年は、ぜひご来場…いゃ出演してください!?
by リトル・ジョー“ザ・ギャンブラー” (2011-11-15 13:17)
リトル・ジョーさま、新宿は地元に近く、昔からライヴハウス、厚生年金会館など出演してきましたが、そのジャズ・フェスとは未だご縁がありません。主催者をご存知ならご紹介くださいね!大橋美加
by 大橋美加 (2011-11-19 18:17)