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国境の町ほんのりと汗の午後 魅歌 [映画]

バルセロナ出身のホセ・ルイス・ゲリン監督・脚本による
『シルビアのいる街で』は興味深い映画です。
フランス北東部、ドイツ国境に近いストラスブールが舞台。
 
シルビアのいる街でサブ01.jpg
 
静かに陽を映す小路、バックパックの少年、花束を抱えた足の悪い男・・・
バルテュスの絵のように不思議な空間に、時が止まったような感覚を覚えます。
しきりにメモやデッサンを取る若い男は、
カフェで目をとめた美しい女のあとをひたすら追いはじめます。
迷路と化す街。惑う女。執拗な男・・・

シルビアのいる街でメイン.jpg
 
街が主人公のようでもある実験的な秀作。
ゲリン監督は小津安二郎『浮草』、A .ヒッチコック『めまい』のファンだそうです。
私はフランスに一度、ドイツにも一度だけ行きましたが、
ストラスブールには未だ縁がありません。
訪れたかた、街の印象を知らせてくださいね。

『シルビアのいる街で』
8月7日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開


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