アート石井レッスン記

昨日今日と弟子たちのレッスンが続いています。
年齢も個性もさまざまなかたがたですから、
routineはいっさいありません。

現在、唯一の男性である役者のKさんは
巨体に合った声量の持ち主。マイクいりません！
ただ本人いわく声帯が弱く、かすれ声になることしばしば。
それはそれで魅力的なハスキーヴォイスなのですが、
炎症があるときは声を使わないことが一番なので、
声をセイヴしながら、syncopationや歌詞の内容を教えます。
今夏はコメディの舞台で初めてジャズソングを歌うと張り切っています。
公演日程は追ってブログでお知らせしますね。



現在最年長の一人、E嬢はタップダンサーでレッスンプロでもあります。
英語の発音が大変に苦手で、苦労に苦労を重ねましたが、
半端じゃない根性でめきめきと上達しています。
3人のお子を育て上げ家庭を持たせた、母としては大先輩！
多忙でお手伝いさんに子らの食事を頼んだ時期に、
高校生だった次男がポツリと「最近、かあさんのメシ食ってないな・・・」と呟いた話。
「子どもにとって親はたった一人」と自分に言い聞かせてきたとのこと。
「嫁は息子にだけ良くしてくれればいい。私にはどうでもいい。
気が合わなければ顔を合わせなきゃいい」　
堂に入ってるなあ。

歌を教えて、お返しに人生を学ぶこともあるのです。

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