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『わたしは、ダニエル・ブレイク』 [映画]

労働者階級の家に生まれ、社会的に弱い立場の人々に寄り添う目線で、
しかも力強く彼らの人生を描き続けてきたイギリスの名匠ケン・ローチ監督。

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前作『ジミー、野を駆ける伝説』を発表後、映画監督としての引退を表明していたケン・ローチ。
その後、どうしても伝えたい物語があるからと、引退宣言を撤回し、作り上げたのが本作、
『わたしは、ダニエル・ブレイク』である。

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妻を看取り、自らも心臓病のため大工仕事にドクター・ストップが
かかってしまった主人公ダニエル・ブレイク、59歳。
扮するのはコメディアンとして舞台に立っていたデイヴ・ジョーンズ。
ケン・ローチに抜擢され、初の映画主演を果たし、見事なハマリ役となった。

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失業者たちに対して、国が政治的な武器として、
わざと面倒な手続きを用意し、故意に能率が上げられないように
仕向けているという事実に、怒りをぶつけるケン・ローチ監督。
引退宣言を撤回して作り上げた本作で見事、
第69回カンヌ国際映画祭 パルムドール(最高賞)に輝いた。

わたしは、ダニエル・ブレイク4 .jpg

1936年生まれ、御年81歳となるケン・ローチ、
今後も普遍的な感動作を生み出していって欲しいと願います!


公式ホームページ

[コピーライト] Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinema and The British Film Institute 2016

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