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ミレニアム2 日と戯れる女 [映画]

随分まえに『私の偏愛シネマガイド』という本を
日テレ出版から出したことがあります。
女から見たヒロインをカテゴライズして魅力を語るエッセイ集でした。
悪女、汚れ役、KINKY GIRL、いろいろ紹介しました。

処女作出版前に急死し伝説となった、
スウェーデンのスティーグ・ラーソン原作
『ミレニアム』シリーズの映画化第1弾『ドラゴン・タトゥーの女』を
昨年観てショックを受けました!これは前代未聞のヒロインだ!
150センチ40キロ、パンク・ファッションのリスベット・サランデル。
背中一面にドラゴンの刺青がのたうっています。
不幸な生い立ち、反吐が出るような辱めを受けても屈せず、
倍にしてリヴェンジを遂げる女。

M2繝。繧、繝ウ.jpg 

(C)Yellow Bird Millennium Rights AB, Nordisk Film, Sveriges Television AB, Film I Väst 2009

今回は第2弾ダニエル・アルフレッドソン監督
『ミレニアム2 火と戯れる女』を観ました。
前回に増してパワー・アップしたリスベットの
想像を絶する活躍(なんてものじゃない!死闘か!)に
ただただ呆然とするばかり。

複雑怪奇な事件に覆われた中身は
女を憎む男、男を憎む女、人を憎む人、厭世観に塗れています。
ここまで描かなくてもと思いますが、
やさしく弱くなった未来を背負うひとたちに、
人間はこんなに強いのだと知らしめることの出来る象徴こそ
リスベットなのかも知れません。

演じるのはストックホルム出身、
小鹿のような面差しが美しいNOOMI RAPACE
彼女なくしては存在しない映画です。
ハリウッド・リメイクが進んでいるそうですが・・・
やめて欲しいなあ・・・

『ミレニアム2 火と戯れる女』

9/11(土)よりシネマライズほかにて連続公開


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