SSブログ

四葩咲く記憶の淵に凭れをり 魅歌 [日記・雑感]

四葩(よひら)は俳諧に云うところの紫陽花の別称。
近年は花びらが四枚ではない種類も増えたが、
ほら、この大きな紫陽花は昔ながらの四葩!
瀬川昌久先生のご遺族から贈られたメモリアル・グッズと、
清々しくマッチ。

DSC_0432.JPG

昨日の句会の折、俳句仲間の自宅の庭の紫陽花群を
ZOOMで見せて貰い、羨ましがったばかりなのだが、
我が家の裏庭にも、こんなに立派な紫陽花の木があったのだ!

26年前に我がパートナーと二人で引き戸(ドアではない!)の古家を購入した際、
濡れ縁に面した裏庭には、月桂樹、花蘇芳などの木々があったと記憶している。

DSC_0430.JPG

古家に3年ほど住んでから新築し、23年。
濡れ縁は出窓に変わり、
裏庭であった部分はとても狭くなり、殆ど封印状態にあった。
帰宅時に「ああ、裏に紫陽花が咲いているなあ・・・」と気づいてはいたが、
何となんと、お隣の敷地内と思い込んでいた!オメデタイでしょう?
本日、ひょんなことから窓下に紫陽花を見つけ、
「あれ?我が家のプロパティに咲いていたんだあああああ!」と仰天。
我がパートナーにぐる~っと裏に回って剪定して貰った次第。

DSC_0433.JPG

大輪の花を眺めていると、家を造り、家族を築き、
必死で仕事をしてきた年月が脳裏をよぎる。
そして、何だか豊かな気持ちが湧き上がってくる。

これからは毎年、裏庭の四葩をリヴィングルームに飾れるかと思うと、
ささやかな愉しみがひとつ、増えたぞ~!

nice!(0)  コメント(0)