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円満の秘訣は白き桃の花 魅歌 [日記・雑感]

ジョークみたいな句。
でもでも、まんざら嘘でもないらしい???
まずは、我が家のささやかな前庭の花桃をご覧いただきましょう。
今や満開!

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下町のロータリークラブに在籍していたころ、
お正月の初例会には近隣のお寺のご住職がみえて卓話をなさり、
その年の運勢を語られた。
メモをとる人も居たり、みな神妙に聴いていたものだ。
忘れられない話は
「玄関先に紅い花が咲く家は、主が色情に狂いやすい。白い花を植えなさい」というもの。
キョーレツな言い回しでしょう!

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我が家の樹や花はすべて、ばあちゃん(義母)が植えてくれたもの。
美加は土をさわれない。
花桃、沈丁花、花水木、山茶花、どれも白い花であり、
華やかな色が大好きな美加にとり、すこし物足りなかったのだが、
波風なく32年目に入れたのは、
もしや白い花々のお陰かなとも思える今日この頃。

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俳句仲間や生徒、飲み友達と『哲学堂』で花見宴を囲み、
我が家に流れて花桃を観てもらった日々が、遠い昔のように感じる。
来年こそはと、念じたい。さあ、明日は10ヶ月延期された、
番組”美加のNice'N'Easyタイム”15周年記念イヴェント開催!
ライヴ&配信、午後6時30分スタート!会場で、
画面の向こうで、応援して欲しいと願います!

MUSIC BIRD「大橋美加のNice N Easyタイム」スペシャルイヴェント
YouTubeにてライヴ配信を行います。
ご参照下さい
https://musicbird.jp/cfm/news/program/5774
YouTube動画同時配信URL
https://www.youtube.com/channel/UCB7V8MLk5ZcwQjtgN8xCowA
ご高覧下さいませ。




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セントラルパークRC例会 ZOOM参加 [日記・雑感]

火曜日は2021年が明けて初めての
、ロータリークラブ例会にZOOM参加。H幹事に感謝。

食事がなければ出席も検討したいが、
やはり会食の一環になってしまうので、遠隔参加とする。
せめて、ホテル側がアクリル板で
仕切ってくれればなあ・・・なぜ、徹底しないのだろう?
飲食の際の飛沫を防止すれば済むことなのに、
何故だろう?疑問しか湧かない。
最年長会員の訃報を聞き、愕然とする。
たしか、昨年暮までは、ZOOM参加されていたのに・・・嗚呼、無常。

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明後日に迫った番組”美加のNice'N'Easyタイム”
15周年記念ご招待イヴェントの準備をすませ、ウォーキングへ。
昨日の大風にはすっかりめげたが、本日は穏やかな日和。

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とろけるピンク色と繊細な形状に思わず見入るニワウメ、
昔、句会の季題に出た酢漿草(カタバミ)の鮮やかな黄色に見惚れる。
さあ、3月25日(木)は六本木『キーストンクラブ』より番組15周年記念ライヴ&配信、

翌26日(金)本所吾妻橋『アート石井』レッスンを無事に終えれば、
週末はほっとひと息!
はりきっていきましょう!

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『第五回 桃が丘リモート句会』 [日記・雑感]

日曜日は第五回『桃が丘リモート句会』
兼題『卒業』:ねぼけ猫 『蓬』:みどり 各一句ずつ、
当季雑詠二句、計四句提出。
 
参加者をご紹介しましょう。
 
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画面上左より
一哉-9歳から句会参加。句歴16年の暫定的講師。
魅歌-呑ん兵衛のジャズ・シンガー。
あみ-西洋占星術師&シンガーの京美人。
 
中段左より
裕家-有名教材出版社を経て句作りを。
枕流-中国故事からの俳号を掲げる、意欲的な新人。
みどり-謎の俳人。ジャズにも興味津々。
 
下段左より
の~じ~-ジャズ&映画ファン。
ねぼけ猫-有名広告代理店のコピー・ライター。
 
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注目の一句
 
風光るサンドイツチの具は玉子 ねぼけ猫
 
擂鉢に残る蓬の香りかな 枕流
 
花のかげユーフォ二アムを吹く少女 の~じ~
 
聖堂に紫花菜生けてあり 洋子(不在)
 
三つ編みをほどき黒髪卒業す 幸人(不在)
 
オーライの声の近づく蓬摘み みどり
 
*以上、添削前の形で記載の句含む。
 
次回は4月25日(日)午後1時スタート、初心者、熟練者、ともに大歓迎ですので、
興味のあるかたはご一報くださいね!

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.118『女はそれを待っている』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1958年 スウェーデン映画 イングマール・ベルイマン監督『女はそれを待っている』
(Brink of Life)

初めての出産のとき、40時間かかった。
「ボーリングの球が、私のからだを突き破ろうとしている」という感覚は、
今でも容易に反芻できる。

世界中のシネアストから尊敬の念を抱かれている
イングマール・ベルイマンの作品は、

”ア”の項で『秋のソナタ』(’78)
『ある結婚の風景』(’73)の二作を紹介したが、

本作は、年齢も立場も異なる三人の女性を一室に集めた、
妊娠・出産にまつわる一篇。


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ベルイマンは女性を描いた作品を多く持つ。
クロース・アップを多用し、男の無理解、
人生の不条理を、訴えかける女たち。
公私ともにパートナーであった時期が周知である
名女優リヴ・ウルマンを勘定に入れずにして、
正式に5回の結婚歴があるベルイマンであるからこそ、
信憑性のある女性の描きぶりといえる。

擦りガラスの扉が開いて、産院へといざなわれる観客。
三人三様の”Brink of Life”(人生の瀬戸際)が提示され、
勢いよく擦りガラスの扉が閉まり、ドラマは終わる。
凝縮された79分、男性の感想を訊いてみたい一作品かな。

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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.117『泳ぐ人』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1968年 アメリカ映画 フランク・ペリー監督『泳ぐ人』
(The Swimmer)

筋肉隆々の男が林の中から海水パンツ一丁の姿で現われ、
連なる豪邸のプールからプールを泳ぎ、
自宅へ帰ろうとする異色の滑り出しに面食らう。
当時50代であったバート・ランカスターの肉体、すごい。

彼は”エ”の項で紹介した『エルマー・ガントリー』(’60)で、
オスカー(主演男優賞)をゲット。
大柄の肉体美と迫力ある面差しで、
西部劇から口八丁手八丁の役柄まで、
ハリウッドで活躍した男っぽいスターである。

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一見、難解と映る作品だが、
発想の転換をすれば、謎解きが出来るはず。
ランカスターがトップレスで登場し、
朝からパーティ三昧のスノッブな世界が映し出されると、
観客のイマジネイションは萎えてしまい、
目のまえにある享楽に捕らえられてしまうが、

ストーリーに切り込まれる罅(ひび)を感じとれば、
本作の絡繰りが見えてくる。

いぎたなく笑い、懲りもせず女を口説き、
水中でサヴァイヴするランカスター。
寓話性に支配された、類型のない人間ドラマである。

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