SSブログ

”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.109『狼男アメリカン』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1981年 アメリカ映画 ジョン・ランディス監督『狼男アメリカン』
(An American Werewolf in London)

同時代的にコメディの魅力を教えてくれた
映画作家といえばジョン・ランディス。
ランディス監督の『アニマル・ハウス』(’78)
『ブルース・ブラザース』(’80)、
もう夢中になったっけ。
上昇気流に乗って手がけた、
ブラック・ユーモアとお色気ありの異色ホラー映画が
『狼男アメリカン』

イギリスをヒッチハイクで旅する二人のアメリカ人青年、
逞しいデイヴィッドと、小柄なジャック。
夜ともなると、真っ暗な一本道で雷雨に見舞われ、
獣の遠吠えが聞こえ・・・さあ、どうなる?

狼男アメリカン.jpeg 狼男アメリカン (2).jpeg

長閑なボビー・ヴィントンの歌う、
ロジャース&ハートのスタンダード・ナンバー
”Blue Moon”で始まり、
デイヴィッドと看護師アレックスの濃厚ラヴ・シーンでは
ヴァン・モリソンのセクシーなナンバー
”Moon Dance”
そして、リック・ベイカーが特殊メイクで
オスカーを受けた変身シーンでは
CCRの”Bad Moon Rising”
泣けず怒れずのスピード感でぶった切るエンディングには
マーセルズの”Blue Moon”を持ってくる抜群の音楽センス!

『ブルース・ブラザース』に於けるレイ・チャールズや
ジェームズ・ブラウン、アレサ・フランクリンの名シーン、
マイケル・ジャクソンのMV『スリラー』などなど、
ランディス作品は音楽史上にも残りゆく。
そういえば、こちらもご贔屓の『星の王子 ニューヨークへ行く』(’88)の続編、
いつ出来るんだろう・・・

nice!(0)  コメント(0)