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”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.126『おしゃれ泥棒』 [大橋美加のシネマフル・デイズ]

1966年 アメリカ映画 ウイリアム・ワイラー監督『おしゃれ泥棒』
(How To Steal A Million)

今もって若い女性たちの”ファッション・アイコン”であるオードリー・ヘプバーン。


彼女の出演した作品はすべて観ているはずだが、
さて、最もオードリーに合っていた役とは?

可愛らしさという意味では若いときに限る。
”ウ”の項で紹介した『麗しのサブリナ』や、
出世作『ローマの休日』『昼下がりの情事』あたり。
人間ドラマとしては”イ”の項の『いつも2人で』”ウ”の項の『噂の二人』なども見応えあり。

おしゃれ泥棒.jpeg おしゃれ泥棒 (2).jpeg

本作『おしゃれ泥棒』でのオードリーは
30代後半にさしかかり面差しは皺も目立つが、とにかくフォトジェニック!
ジヴァンシーの白のスーツに帽子、白縁のサングラスで、
赤いオープンカーを繰り、登場するシーンなど、
グラマー・ビューティのマリリン・モンローや
エリザベス・テイラーではピッタリこないはず。

贋作家である父親の仕業がいつばれるかとビクビクしている
お洒落な一人娘ニコルに近づくのは、
ブロンド、ブルー・アイズ、長身の”LAWRENCE”ピーター・オトゥール。
イーライ・ウォラックやシャルル・ボワイエも脇を固める。

ゴッホやピカソ、セザンヌ、
何でも描いちゃうパパという、
アート絡みのストーリーも楽しめる。
『オーソン・ウエルズのフェイク』(’73 )なんて、想い出すなあ!
年増になっても娘っぽい可愛さを自然体で出せたオードリー。
ニコル役、もしかしたら最適役かも?


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