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ミックマック [映画]

戦争映画は殆ど観ています。
ハリウッド産の戦争映画はエンタテイメントですから
余程の意志で作られたものでない限り、
程度の良い感動はもたらすものの、後々まで影響を与えるものかどうかと
考えてしまいます。
 

ジャン=ピエール・ジュネ監督・脚本による『ミックマック』は、
全く違う目線から反戦を提示する異色作です。
子どもの頃に読んだ童話『飛ぶ船』、『シナの五人兄弟』などの
お伽話を想わせるつくりです。
 
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2009 © EPITHETE FILMS – TAPIOCA FILMS – WARNER BROS. PICTURES – FRANCE 2 CINEMA - FRANCE 3 CINEMA

『アメリ』、『ロング・エンゲージメント』から5年ぶりの新作、
『ハリー・ポッター』シリーズのオファーを蹴った監督の
熱意を知って欲しいと思います。
隠れた名作『ノーマンズ・ランド』とある意味で響きあう
異色の反戦映画ではないでしょうか?

『ミックマック』
原題:MICMACS A TIRE-LARIGOT/2009年/フランス映画/カラー/105分
配給:角川映画
9/4(土)恵比寿ガーデンシネマにて先行公開
9/18(土)より全国ロードショー
公式HP http ://micmacs.jp


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コメント 2

凸椪

するってぇと、以前に観た『マック』とか『グリーンベレー』『パットン大戦車軍団』『史上最大の作戦』なんてぇのは、ハリウッド製娯楽作品だったのかぁ…??『ヨーロッパの解放』とか『レマゲン鉄橋』なんていうのは、随分と時間と製作費を掛けて作られているように思ったが…?でも、最近DVDで視た『7月4日に生まれて』とか『プラトーン』なんかとは、前者作品群は、かなり趣きを異にするけれど、やっぱ「戦争」を題材とした作品はエンターテイメントという視点からだけの観賞では望ましくありませんかなぁ…!?
by 凸椪 (2010-08-20 20:05) 

大橋美加

言葉の順番は難しいですね。「余程の意志で作られたものでない限り、ハリウッド産の戦争映画はエンタテイメント~」と書けば良かったかな・・・。ご意見ありがとうございます!「ミックマック」はオフビートなユーモアと童話を想わせる作りに「反戦」の要素を忍ばせたところが、「戦争映画」と看板を掲げた作品とは違うと言いたかったのです。またご意見をお待ちして居ります!美加
by 大橋美加 (2010-08-20 23:33) 

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